「スポる！やってみた。〜シュノーケリング〜」

「スポる！やってみた。」は、高知のネイチャースポーツ・アクティビティを体験レポートとしてお届けする企画です。
今回体験していただくのは、共に愛知県出身で高知で巡り合い、ご結婚後高知に移住した桑原さんご夫妻。ご主人の龍太さんと奥様のあゆみさんは、高知県黒潮町で宿泊施設を経営されています。共通の趣味としてサーフィンとスノーボードを楽しまれているアクティブなお二人です。

はじめに

シュノーケリングを体験するのは、四国の南西部域、高知県宿毛市にある有人離島の鵜来（うぐる）島。シュノーケリングはゴーグルとシュノーケルがあればどなたでも気軽に体験することが出来るマリンアクティビティですが、その手軽さゆえに、未経験者が安全に行うためには事前知識が必要です。今回は、鵜来島で様々なマリンアクティビティを提供する「うぐるBOX」さんのプランを利用し、お二人にシュノーケリング体験をしていただきます。

場所

宿毛市は高知ICから車で2時間半、鵜来島は更に、宿毛市の片島港から定期船で1時間の場所にあります。鵜来島は黒潮の影響をうける外洋に囲まれた位置にあるため、水質が綺麗で熱帯に生息する魚やウミガメが多く生息しており、スキューバダイビングのポイントとしても人気の島です。「うぐるＢＯＸ」は、これらの資源をアクティビティプランとして多くの方に楽しんでいただくため、鵜来島と片島港でサービスを提供しています。

体験の様子

「うぐるBOX」のシュノーケリングプランには、日帰りで楽しめる「ボートシュノーケル＆堤防釣り＆ランチセットプラン」や、ゆっくり宿泊して楽しむ「シュノーケル＆堤防釣りoシーカヤック３食付き１泊セットプラン」などがあり、プランに含まれている装備以外のシュノーケリングに必要なアイテムは別途レンタルにて利用可能です。ご利用金額は季節などによって異なりますので、詳しくは公式ホームページにてご確認ください。

シュノーケリングに限らずマリンスポーツを体験する上で最も重要なことは、健全な健康状態で臨むことです。前日の睡眠はしっかりと取り、体験前の飲酒は控えましょう。

シュノーケリングに必要な装備は、水中ゴーグル、シュノーケル、ライフジャケット、貝やウニなどから手足を守るための手袋とウォーターシューズです。気温や水温が低い場合ウェットスーツを着用して体温を維持しましょう。

今回は、うぐるBOXさんのレンタル用品を利用して体験します。

「今住んでいるところの目の前が海で、ほぼ毎日サーフィンをしているけど、シューノーケリングはやったことがなくて。でも、とても興味がありますね。」と龍太さん。

「私もやったことはないです。でもせっかく海が綺麗な高知に移住したのでいつかはやってみたくて。鵜来島はとても水が綺麗って耳にしているから今日はとても楽しみです。」興味津々なあゆみさん。

うぐるBOXの船長の提案で、風と波が穏やかな安全な場所まで船で移動して行うボートシュノーケルと呼ばれる方法で挑戦することに。

思いがけない事故にあう可能性のあるネイチャースポーツでは、こうして事前にしっかりと安全確認をすることがとても大切です。

これからシュノーケリングを行う場所についての説明と体験にあたっての留意点、必要な装備の正しい装着方法を船長にレクチャーしていただきます。

準備運動を行ったら、いよいよ体験開始！

「水が凄くきれい！僕が住んでいる黒潮町の海もとてもきれいだけど、ここは更にきれいですね。船の下は結構水深があるけど、サンゴがはっきりと見えますよ。」

想像以上の水の綺麗さに驚きます。二人はお互いの安全を確認しながらシュノーケリングポイントへと向かっていきます。

時折、岸辺で休憩をとりながら次に向かうポイントを確認して、移動した先で観ることの出来る水中の景色に夢中に。サーフィンとはまた違った海の魅力を堪能できているようです。

鵜来島の海でのシュノーケリングでは、魚だけでなく群生するサンゴを肉眼で見ることができます。また、タイミングが良いとウミガメと一緒に遊泳できたり、群れをなして泳ぐ魚のカーテンに出会うことも。今回は出会えなかったですが、人間が近くに近寄っても意外と逃げない魚もいるようで、その時々の魅力が楽しめます。

ハイシーズンは７月から。全国屈指のダイビング・シュノーケリングスポットと比較しても遜色ない美しさが、そこかしこに広がっています。

安全を確保するため、船長に指定された範囲の中で時間たっぷり楽しんで、船に全員が戻ってきたことを確認して今回の体験は終了。

「あまりにも水中の景色が綺麗でちょっと驚きました。高知は水が綺麗だから食べ物も美味しいんだろうなって思っちゃいます。あと二人で同じ景色を共有できるのもいいですね。同じ場所を二人で移動しているとより安全な気もするし。」と普段からお二人で海を楽しんでいるからこその視点の龍太さん。

「正直、沖縄行かなくてもいいじゃんって思いました 笑。それくらい綺麗です。魚もたくさん見れたし。でも、こうやって一回経験ができると、次に訪れた場所でシュノーケリングできそうならやってみたくなりますね。とにかく楽しくてあっという間でした。」海の美しさだけでなく、シュノーケリングそのものにもハマってしまいそうなあゆみさん。

海が大好きなお二人の楽しみが一つ増えたのではないでしょうか。

高知には他にもシュノーケリングプランを取り扱う施設があります。用具さえ整えれば手軽にできるのがシュノーケリングの良さでもありますが、海には見た目以上の危険がたくさんあります。鵜来島でも、個人で楽しんでいたお客様が海上保安庁に救出されるような事もありました。個人で楽しむ場合は、エントリーしようとしている場所が本当に安全かどうか、必ずその地域の方に確認するようにしてください。初めて訪れる場所や不慣れな土地の場合は、今回の「うぐるＢＯＸ」さんのような、アクティビティを提供している団体のプランを利用することを強くお薦めします。

安全対策を万全に、太平洋の恵みの美しさを体験しに是非お越しください。

施設情報