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室戸沖でアカムツを狙う!藤川球児さんの釣り体験、第2弾

室戸沖でアカムツを狙う!藤川球児さんの釣り体験、第2弾

マリンスポーツ

釣り好きとして知られる、高知市出身の元プロ野球選手・藤川球児さん。安芸沖でブリやネイリ(カンパチ)などを狙った第1弾の釣り企画に続き、今回は室戸沖で高級魚、アカムツ(ノドグロ)釣りに挑戦。前回アタリがなかった藤川さん、「今回こそは!」と大物を狙います。

はじめに

前回の企画では阪神タイガースのキャンプ地としても知られる安芸市を訪れ、釣りと地元名物のしらす丼を楽しんだ藤川さん。その様子はこちらのページで紹介しています。

この時は活き餌でブリ・メジロを、ルアーでネイリやタイを狙いましたが、残念ながら水温や潮の流れに恵まれず、釣果が得られませんでした。そこで今回は藤川さんがまだ釣りに訪れたことがないという、高知県の南東端にある室戸沖へ。高知ICから高知東部自動車道を経由し約2時間、日の出前に室戸市の佐喜浜漁港に到着しました。

今回お世話になったのは、遊漁船「岬丸」です。港を出ると、水平線から朝日が昇り始めるグッドタイミング!この日はなんと、太陽がだるまのように見える珍しい「だるま朝日」が見られ、高知の大自然が藤川さんの帰郷を歓迎しているようでした!

遊漁船で室戸沖へ。藤川さんを迎えてくれた「だるま朝日」は、海面と大気の温度差によって光が屈折し、太陽がだるまのように見える蜃気楼現象の一つ。

スロージギングに初挑戦

船で10分ほど移動し、最初のポイントに到着です。今回は高知県のメタルジグメーカー、「シーフロアコントロール」のジグやリールなどを使い、高級魚として知られるアカムツのスロージギングに挑戦します。

「初めてのスロージギング、指導を受けながら頑張っていきたいと思います。前回は釣れなかったので、今回こそは釣りますよ!」と藤川さん。ちなみに藤川さんは、漁港からおよそ10分でポイントに到着したことに驚かれている様子。「びっくりしています。岸も見えている状況なのに、船長に聞いたら、ここの海の深さは260mだそうです!非常に深いですよね。室戸すごいなぁ」。

実は室戸の海は、陸地から2kmほどで深海になる特殊な地形をしています。また、海洋深層水が昇ってくるためプランクトンが豊富で多くの生物に恵まれており、今回狙うアカムツをはじめ、さまざまな釣りを楽しむことが可能です。

藤川さんは、早速スロージギングに初挑戦。「アカムツのジギングはちょっと変わっているんですよね。ぜひ皆さんも、『アカムツ スロージギング』で調べてみてください。必殺釣法が分かりますよ!」。

「緊張するな〜。その日の一投目ってすごい重要なので」と藤川さん。ワクワクしながら、いざ一投!ジグがどんどん海中に落ちていきます。

「やっぱりめちゃくちゃ深いですね。あ、底に着きました」そのあとはロッドをしゃくってジグをフォールさせる動きを繰り返し、海中からの反応を待ちます。

反応はすぐにありました。「食った!かかりました!」手応えを感じてリールを巻きます。「しっかり重量感がありますね。初めてでゲットかな?」。

260m先の深海にあるジグへのわずかな魚のアタリを見事に感じ取った藤川さん、流石の一言です!狙ったアカムツではありませんでしたが、初めてのスロージギングで立派なクロムツをゲットしました。

「来た来た!いいねー、これもおいしいよ!高級レストランでよく見かけますよ。幸先いいスタート!」藤川さん、満面の笑顔で大喜びです。

そのあとはすっかり慣れた様子で第二投。「期待しかないよ!」という言葉通り、藤川さんはじめ同行者にも次々とクロムツのアタリがあり、「最高や〜」と盛り上がります。

「ジギングってハードなイメージがあったけど、全然違う。波みたいにゆっくりやれる釣りだから、心が落ち着くね。今日は海が穏やかだから、なおさらいい。ほんま、この釣り楽しい!」初体験のスロージギングにハマった様子です。

そのあとは少しアタリが止まったためジグを変えたところまたまたクロムツのヒットがあり、そして開始から2時間、とうとう念願のアカムツ、それもかなりの大物をゲットしました!

「やりましたー、アカムツの大!船で今日一番でかいですよ!いやー、高級魚のアカムツ、ノドグロですかね、どうしても釣りたくていろいろ調べたんですよ。高知の室戸で本当に釣れるんですね!完璧に仕留めました。食べるのが楽しみやな〜」まさに有言実行の藤川さん。冒頭の言葉通り、前回の屈辱を果たしました。

ジギングでのリベンジを果たした藤川さん。
「次はですね、餌釣りでアカムツを狙ってみます。まずは5本の針がついた仕掛けに、餌はサバをつけてやってみたいと思います!」。

餌釣りで使う仕掛けは、藤川さんにとって第二の故郷である大阪の釣具メーカー「ミヤエポック」のアカムツ専用仕掛けを使います。ジギングが攻めの釣りだとすれば、餌釣りは待ちの釣り。仕掛けを投入した後は、竿先を見つめて魚からの反応を待ちます。

同船者の方にアカムツが釣れているタイミングで、藤川さんの竿にも魚からの反応が。
「これ来てるんじゃない?これはアカ(アカムツ)でしょう!」。

残念ながらアカムツではありませんでしたが、嬉しいダブルヒット。クロムツと、高知県ではスミヤキと呼ばれるクロシビカマスが釣れました。「船長、何この魚?食べれるの?美味しい?」。
釣れた魚を食べるのも大好きという藤川さん。初めて見る魚にも興味津々です。

その直後、ジギング釣りの方が釣り上げたのは、なんとアカムツとクロムツのダブルヒット。
「そんなことある?めっちゃいいやん!」藤川さんも大興奮。

船長のアドバイスを受けて仕掛けや餌の種類を変えてアカムツを狙い続ける藤川さんですが、その後アカムツからの反応はありませんでした。

最終的に全員がアカムツを釣り上げるという最高の結果が出たところで、今回の釣行は終了です。

絶品!高級魚の煮付け

釣りを終えた一行は佐喜浜漁港に帰港。日の出前から丸一日、沖へ出ていましたが、藤川さんに疲れは見えず、それよりも嬉しさがあふれている様子です。

「今、港に上がりました。釣果のほうはバッチリです!室戸沖は非常にポテンシャルが高くて、人生で初めてのアカムツもゲットすることができましたし、クロムツもたくさん釣れました。このあと高知市内に戻って、早速、釣った魚をいただきたいと思います!」。

「僕自身も大好きな高知県ですが、室戸の可能性を如何なく発揮してくれましたね。船を出してくださった岬丸さんにも大感謝でございます。ぜひ皆さんも室戸に来てみてください。びっくりするくらい釣果が得られますよ!いやー、よく釣れた!」。

改めて、高知での釣りの楽しさを話してくださった藤川さんでした。

その後、特別に高知市内の居酒屋「駱駝 別邸」で釣った魚を調理していただき、念願の自身で釣ったアカムツをいただきました。「贅沢やね〜。こんなに甘くて脂の乗った刺し身は初めて食べる」「煮付けおいしいね。味が優しいなあ」と舌つづみ。

釣った魚以外にも、新鮮な鰹の藁焼きたたきやお店名物のレタスしゃぶしゃぶなど高知ならではのグルメを満喫し、藤川さんの釣り体験第2弾は終了しました。

今回紹介した室戸には多くの釣り船があり、県内外の釣り人が一年を通して釣りを楽しんでいます。今回狙ったアカムツはもちろんのこと、クエやタイ、ハマチやカンパチといった大型魚も狙うことが可能。高知東部自動車道は延伸が予定されているので、今後アクセスもますます便利になります。自然豊かな高知の美しい海で、皆さんも釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

施設情報・協力企業

遊漁船 岬丸

住所/高知県室戸市佐喜浜町4920-119
電話番号/090-3182-6269
営業時間/要予約(不定休)

駱駝 別邸

住所/高知県高知市帯屋町1丁目9-4
電話番号/088-822-9981
営業時間/17:00~0:00(日曜日定休)

株式会社 シーフロアコントロール

電話番号/088-821-9155
HP/https://seafloor-control.com/ja/

株式会社 ミヤマエ ミヤエポック事業部

電話番号/06-6782-1010
HP/https://www.miyaepoch.jp/