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カツオと絶景露天風呂、食と癒やしのRUNトリップ 中土佐町久礼

カツオと絶景露天風呂、食と癒やしのRUNトリップ 中土佐町久礼

フィールドスポーツ

カツオ漁とともに発展した町、中土佐町「久礼」ならではの絶品カツオグルメと、疲れたカラダを癒してくれる露天風呂、地元で人気のお店や新鮮食材が集まった道の駅など、食べて走って楽しいランニングコースをご紹介します。

久礼の絶景を楽しむゆったりラン

高知駅から四万十市方面へ車で約50分。高知県中西部にある太平洋に面した海岸部(旧中土佐町地域)と、山々に囲まれた海抜300m以上の台地部(旧大野見村地域)がひとつになって新しい町となった「中土佐町」。

昔からカツオ漁の盛んな町でもあり、その歴史は400年以上。
昔も今もほぼ変わることのない漁法で、傷がつかず・鮮度も良く・乱獲しない「カツオの一本釣り」が行われている町でもあります。
高知でカツオといえばこの町!といっても過言ではない中土佐町の久礼地区は、町の発展してきた歴史や人々の暮らしが色濃く残る独特の景観が評価され、漁師町として全国で初めて国の「重要文化的景観」に選ばれました。
そんな海とともに生きる中土佐町で、久礼と須崎市安和を結ぶ県道320号線のリアス式海岸沿いを走る9.5キロの絶景ランコースをご紹介します。

中土佐ふるさと海岸線コースMAP

JR土佐久礼駅から車で3分。「道の駅なかとさ」よりスタート。

土佐の三大祭の一つ「久礼八幡宮大祭」が行われる「久礼八幡宮」前を走り、「小鎌田(こかまだ)の浜」を経由します。

次に目指すは「双名島(ふたなじま)」。土佐十景のひとつとされ、その昔、大波に悩む久礼の人々を助けるために鬼ヶ島の鬼が2つの大きな岩を運んできたといわれてます。2つの島にはそれぞれ観音様と弁天様が祀られており、久礼の漁師たちはこの島に航海と家族の安全を祈願します。

海岸沿いの絶景を眺めながらゆったりラン。リアス式海岸ならではの凸凹のある海と山にエネルギーをもらい、覆道(ふくどう)に差し込む光の影と青空の美しいコントラストの中を進みます。

海水の透明度の高さにまるで船が空中に浮かんでいるように見える「柏島」、ターコイズブルーにも見える水の美しさから名がついた「仁淀ブルー」など、高知県には美しい水にまつわる観光名所が多くありますが、久礼の海の美しさも引けを取りません。

須崎市安和海岸を走り、JR安和駅がゴール。ここまで9.5キロ。JRを利用して土佐久礼駅まで戻るもよし。もう一度景色を堪能したい方は再び海岸線を走って戻るもよし。
漁師の町「久礼」に戻り海の恵みをいただきましょう。

久礼大正町市場でカツオを食べよう!

明治時代の中頃から、漁師が釣った魚と農家が育てた野菜やお米などを物々交換する場所となったことをきっかけに生まれた「久礼大正町市場」。約140年の歴史を誇り、明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を見てきた市場は、どの時代も地元の新鮮な食材が店先に並んでいます。

歴史ある久礼大正町市場入り口から一番奥にある、創業100有余年の老舗「田中鮮魚店」。田中隆博社長は、カツオの身質を見た目や手触りから見極め、お客さんの好みに応じて紹介できる「カツオソムリエ」としても知られています。

長年、魚を見てきた目利きのプロでも「これほど当たりハズレのある魚はいない」と言うほど選別がむずかしいカツオ。一般的に実際にさばいてみるまで「ゴシ」と言われる生臭くてまずいカツオかどうかは判らないそうです。そんな難しい魚のカツオを競りの段階から選別し、さばきながら身の色や触感を確かめて、納得できるものだけを店頭に並べる。「まずいカツオは出さん」という社長のこだわりのもと、本当においしいカツオだけが並んでいます。また、その圧倒的目利きによって選ばれた新鮮なカツオを買ってすぐ、その場で食べることができるのが最大の魅力。田中鮮魚店の向かいにある直営のお食事処「漁師小屋」に向かいます。

競りのある久礼漁港から久礼大正町市場までは車でたった5分。
水揚げされたばかりのカツオや旬の魚をその場でさばいてもらい、刺身で食べたり、天日塩をふるった塩タタキなどにして味わうことができます。

高知では鮮度よく身もしまった上等のカツオを「ビリガツオ」と言います。
食べてみてはじめて理解できる「ビリビリ」のカツオを、ご飯やみそ汁と一緒に堪能してください。

漁師小屋での食事方法

  1. 予約表に名前と人数を記入
  2. 店頭でお好みの魚を選んで購入
    ※ごはんとみそ汁セット(300円)を注文する場合は、
     魚と合わせて注文、会計してください。
  3. 番号札をもらって予約表に番号を記入
  4. 名前を呼ばれたらテーブルへ。(お茶はセルフ)

心も体も癒される絶景露天風呂

久礼大正町市場から車で約5分、全客室から太平洋を一望できる湯宿「黒潮本陣」があります。江戸時代の宿をイメージした建物は、一歩なかに入ると「和」の雰囲気漂う落ち着いた空間と、太平洋を望む大パノラマが迎えてくれます。

黒潮本陣では宿泊はもちろん、日帰り入浴もOK。
冷泉を湧かした2つの大浴場と、目の前にある海から汲み上げた海水をろ過して湧かした「汐湯」の露天風呂があり、湯気の向こうには雄大な太平洋の景色を望むことができます。

黒潮本陣のお風呂の特徴は、黒潮の恵みがもたらす天然の良泉ともいえる「汐湯(しおゆ)」。
入浴すると体の芯から温まって湯冷めもしにくく、つるりとした滑らかな肌触りになり、湯上がりはしっとり。美人の湯とも言われるほど、さまざまな効能が期待できます。
なにより眼下に贅沢なロケーションでお風呂が楽しめるので、日帰りで立ち寄っても満足度が高く、宿泊して満点の星空や美しい朝陽を眺めながら入浴するのもオススメです。

漁師町ならではの食材が並ぶ道の駅

黒潮本陣の真下に位置し、久礼漁港の目の前に道の駅があります。豊かな自然がもたらす魅力あふれる食材や、地元で人気のお店が集まっています。

漁師町の道の駅ならではの食材がたくさん並ぶ「マルシェなかとさ」は、清流に育まれた米や野菜はもちろん、名物のカツオや漁師が直接持ってくる数量限定の活きのいい魚介類も充実! こんなものまで道の駅で売ってるの?!と驚くような食材もあり、それがまた直売価格で買えるのもポイントです。

店内にはボルダリングもできるキッズコーナーもあり、休日は地元の家族連れでにぎわっています。

他にも、買ったものを屋外で食べられるにぎわい広場や、ワンちゃんのリフレッシュにもなるドッグラン、また周辺情報を教えてくれる観光案内所もあり、充実しています。

また、地元で大人気、イチゴ農家のお母さんたちが起業した海辺のスイーツ店「風工房」や、国産小麦やバターなどの食材にこだわって焼き上げるパンが自慢の「岩本こむぎ店」。魚介類を豪快に炭火焼で楽しむ「浜焼き 海王」に、生け簀からすくい上げたとびっきり新鮮なイカや長太郎貝などが食べられる「いか船頭」など、幅広い店舗があります。

走って、食べて、町の魅力をたっぷり楽しめる中土佐RunTrip!
季節を問わずオススメできるプランです!

施設紹介

田中鮮魚店(久礼大正町市場内)

住所/高知県高岡郡中土佐町久礼6382
電話番号/0889-52-2729
営業時間/9:00~17:00頃
定休日/水曜日
駐車場/あり
HP/https://www.tanakatuo.com/

黒潮本陣

住所/高知県高岡郡中土佐町久礼8009-11
電話番号/0889-52-3500
営業時間/10:30~16:00(木曜は休み)18:30~20:00
定休日/毎月第2木曜日
※令和4年12月26日~令和5年4月6日の期間は改修工事のため休業
駐車場/あり
HP/http://honjin.or.jp

道の駅 なかとさ

住所/高知県高岡郡中土佐町久礼8645-2
電話番号/0889-59-9090
営業時間/9:00~17:00
定休日/不定休(各店舗により異なる)
駐車場/あり
HP/https://www.nakatosa.com