
リアン・セゾ-Leanne SY Szeto-が見た高知龍馬マラソンの魅力とは【前日受付編】
高知龍馬マラソン2025大会が2025年2月16日(日)に開催され、今年も大勢の市民ランナーが高知の街を駆け抜けました。そこで、2024年大会・女性の部で優勝した香港を代表する市民ランナー、リアン・セゾさんのお話を交えながら、外国人ランナーから見た大会の魅力をご紹介します。
目次
17の国と地域から、外国人ランナーが高知に!
2013年からスタートした高知龍馬マラソンは、豊かな自然、おいしい食など、高知県ならではの魅力に触れられるマラソン大会です。
大会の認知度は、回を重ねるごとに上がっています。2025年大会のフルマラソン(42.195km)は、1万人の定員に対し1万555人のエントリーがあり、大会当日は9,590人が出走しました。
さらに今大会では新たに外国人枠が設けられ、日本を含む18の国と地域から84人の外国人ランナーのエントリーがありました。これは、今まで一番多かった2023年大会の83人を上回る、過去最多の人数です。
今年の外国人ランナーを国・地域別で見ると、今年一番多かったのは台湾。次いで中国・香港からも大勢のエントリーがありました。さまざまな国のランナーが参加してくださった今大会。今後も、ますます国際色豊かな大会になることが予想されます。
ちなみに今大会では台湾のスタートラベル社と連携したツアーも初めて企画されました。
台湾・スタートラベル社
https://tour.startravel.com.tw/detail/00001-KCZ05K
受付は多言語対応で安心

今回ご紹介するのは、2024年大会・女性の部で優勝したリアン・セゾさんです。リアンさんは、航空エンジニアとして働きながらトライアスロン選手・マラソン選手として活動。香港代表として数々の大会に出場し、輝かしい成績をおさめています。
2024年に続き、高知龍馬マラソン2回目の参加となったリアンさん。大会前日の2月15日(土)、コーチでもある夫のゼロさんと一緒に、高知市中心地にある東洋電化中央公園に向かいました。ここに外国人ランナー向けのデスクがあり、受付手続きを行うことができます。

外国人向けデスク。英語と中国語に対応しており、安心です。海外からエントリーされた方はここで受付を済ませ、アスリートビブス、ランナーズチップ、参加賞Tシャツなどを受け取ります(日本国内から参加される方は、事前に発送されます)。
高知の文化「よさこい鳴子踊り」を堪能
公園では例年、大会を盛り上げる前日イベントが開催されます。今年も、和太鼓の演奏やよさこい鳴子踊りなどが披露され、会場を盛り上げました。

よさこい鳴子踊りを楽しむリアンさんとゼロさん。よさこい鳴子踊りは高知県で生まれた踊り。今では世界30カ国以上で親しまれています! こうした独自の文化に触れられるのも、高知県を訪れる楽しみの一つです。

公園には記念写真撮影のスポットも!
リアンさんが語る、高知龍馬マラソンの魅力

受付を済ませたリアンさんとゼロさん。本番を翌日に控えたお二人に、改めて話を伺いました。
お二人は2024年に初めて高知龍馬マラソンに参加されました。昨年はどのような印象を持ちましたか?また、お気に入りのポイントはありますか?
リアンさん「高知龍馬マラソンはいろいろな景色を見ることができますね。香港でも東京マラソンや大阪マラソンは有名ですが、そうした大都市の街を走る大会と違って、高知龍馬マラソンは、太平洋沿いの海辺の道路や、のどかな田んぼの中を走れます。高知の豊かな自然に触れられるのが、都市部の大会にはない魅力だと思います」。
ゼロさん「広い太平洋が見える、海沿いがお気に入りですね。香港では見られない絶景です。それからコースの前半では、小学生の応援隊が歌を歌ってくれました。僕の好きな “Mela!” という歌で、うれしかったし、励みになりました」。

大会前日、二人でお気に入りの海沿いへ。記念写真をパシャリ。
市民の応援隊や沿道の温かいおもてなしは、高知龍馬マラソンの特色でもあるんですよ!
リアンさん「アジアで行われる他の大会は、早朝5時にスタートします。だから沿道の声援はないんです。高知もそうだし、日本の大会は沿道の応援がすごく多くて、好成績を出せます。昨年の高知龍馬マラソンも雰囲気がとても良くて、良い走りができました!」。
今年は大会の3日前に高知入りされましたね。観光やグルメなどは楽しめましたか?
リアンさん「昨年良い走りができたので、恩返しの意味も込めて竹林寺にお参りに行きました。海外から参加する人たちには、私たちのように高知観光も楽しんで欲しいですね。高知県は食べ物もおいしいです。カツオのタタキがお気に入りです」。
ゼロさん「高知県の、都会にはないのんびりした環境がとても好きです。大空が広がっていて、開放感があって癒やされます。それから、高知の人は優しいですね。昨日は二人で外食したのですが、お店の人が “マラソンに参加するんだ!” と分かったようで、とても温かいサービスでもてなしてくれました」。
明日の意気込みをお聞かせください。
リアンさん「実は先週大会に出たばかりで、来週も大きな大会を控えているんです。明日は順位や記録は狙わず、純粋に走ることを楽しみたいと思っています」。
リアンさん、ゼロさん、頑張ってください!なお大会当日の模様は、こちらのページで紹介しています。
ご自身のSNSでも高知滞在の様子を投稿しているリアンさん。こちらもチェックを!
https://www.instagram.com/leanne_szeto/
エントリー情報
最後に、高知龍馬マラソンに興味を持った外国人ランナーの皆さんにご案内です。
エントリーは下記から可能です。前年の8月1日からエントリーが可能です。
ランネット
JTB SPORTS
※2025年3月現在、申し込みページは閉じられています。
大会エントリーは、公式HPでも行えます。「エントリー」のバナーをクリックし、「OVERSEAS ENTRY」の項目から申し込みください。
https://ryoma-marathon.jp/
コースマップや大会の詳細については、下記で覧いただけます。英語、中国語の案内がありますので、参考にしてください。
https://ryoma-marathon.jp/entry_overseas/
なお、2025年大会からはコース内の救護所に英語表記が掲げられるなど、サポート体制も強化しています。多くの外国人ランナーの皆さんのエントリーをお待ちしています。