投稿日 : 2023.08.28
清流・吉野川の支流。親子で楽しむシャワークライミング
今回は、四国を代表する清流の一つ・吉野川の支流で、小学1年生から親子で参加できる「シャワークライミング(沢登り)」のイベントをご紹介します。
目次
シャワークライミングとは
「シャワークライミング(沢登り)」とは、木々に囲まれた渓流を登っていく夏にぴったりのアクティビティです。大自然を五感で感じながら渓流を歩き、滝壺ジャンプや自然のウォータースライダーが楽しめます。
ちなみに、シャワークライミングとよく似たアクティビティに「キャニオニング」があります。渓流をフィールドとする点は同じですが、キャニオニングは上流から下ってくるのが特徴です。
夏にぴったりのシャワークライミングやキャニオニングですが、渓流には不安定な足場も多く、細心の注意が必要です。アクティビティを楽しみたい人は、自然をよく知るガイドに引率してもらい、万全の装備で臨みましょう。
高知県には吉野川、仁淀川、四万十川など全国に誇る清流が流れており、各地でアクティビティが体験できます。その中から今回は、吉野川の支流・行川(なめかわ)で開催されている「はじめてのシャワークライミング行川(川遊び編)」をご紹介します。小学1年生から楽しめる“川遊び”感覚のイベントなので、家族みんなで大自然を満喫できます。
モンベル アウトドアヴィレッジ本山
「はじめてのシャワークライミング行川(川遊び編)」を主催しているのは、「モンベル アウトドアヴィレッジ本山」です。同施設は、水と緑に恵まれた高知県本山町に立地。土佐嶺北地域のアウトドア・アクティビティの拠点として、ラフティング、トレッキング、サイクリングなど、さまざまなイベントを開催しています。また、宿泊ができるコテージや温浴施設、モンベルストアなども併設しており、観光拠点としても賑わっています。
体験内容
今回は、父、母、中学2年生の姉と小学1年生の弟という久保さんご一家が「はじめてのシャワークライミング行川(川遊び編)」を体験します。
モンベル アウトドアヴィレッジ本山に到着した4人は、ビジターセンターで受付を済ませ、モンベルの野外活動部門であるモンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C. 通称モック)の建物に移動しました。
ここでインストラクター・明石 元気さんから説明を受けます。まずは体調や荷物の確認をして、ウェットスーツ、シャワークライミングシューズに着替えました。これらの装備はM.O.C.で用意されているので、参加者は手ぶらでOK。しっかりした装備は岩場の多い渓流で怪我から体を守ります。また川の中は夏でも冷たいので、ウェットスーツは保温の効果もあるそうです。
更衣室で着替えを済ませた一家は、明石さんと車に乗り込み、10分ほど走ったところにある行川に向かいました。
行川は、知る人ぞ知る、透明度抜群の清流。人があまり訪れないので、手付かずの自然が残っています。「河原で滑って転ぶ人が多いです。ゆっくり歩いてくださいね。」というアドバイスを受け、4人は注意深く河原へ下り、澄んだ川の中に足を入れました。
そして遊ぶ前に、「流された時には、ラッコポーズで浮かんで流されてください」と安全説明がありました。その後「目の届く範囲で自由に遊んでください」という声がかかると、一家はそれぞれ気ままに水遊びを開始。
お父さんとお母さんは童心に返って、明石さんが用意した水鉄砲を当てて大盛り上がり!
お姉ちゃんは「夏でも水が案外冷たくて気持ちいいです」と、流れのある場所で天然のウォータースライダーを満喫しました。
弟は水の中を自由に動き回って楽しみます。
その後、明石さんに連れられて少し上流へ移動。弟は足場の悪い岩場を一生懸命歩き、開けた場所に着きました。こちらにはエメラルドブルーに輝く深い箇所があり、お姉ちゃんは明石さん監視のもと、大きな岩の上からジャンプに挑戦。
「気持ちいい!」と皆が何度も水の中に大ジャンプ。
弟が楽しんだのは、生き物探しです。「見つけた。捕まえた!」と、おたまじゃくしやカゲロウの幼虫をゲットして、たらいに集めます。それに連れられ、お父さんとお母さんも魚探しに挑戦。
「アメゴ(サツキマス)がたくさん見えます」「でもなかなか捕れないな〜」と何度も水中に潜るお父さんは、実は高知県梼原町出身で川遊びはお手のもの。「高知の川はどこもきれいですが、ここは石もすごくきれいですね」と行川の美しさを実感した様子です。
そして最後には家族みんなで水切りをして、大人も子どもも川遊びを満喫しました。
1時間15分ほど、インストラクターさんのもと安全に本山町の大自然を楽しんだ一家。明石さんは「お客さんが楽しんでいるのを見ると、インストラクターとしてやりがいを感じます」と話します。「はじめてのシャワークライミング行川(川遊び編)」では、一つの場所で遊んだり今回のように移動したり、参加者の年齢・希望などに合わせて対応しているといいます。「今回は川遊びだけでなく、生き物にも興味を持っていただけて良かったです」と明石さんは話していました。
最後に
川遊びを楽しんだあとはモンベル アウトドアヴィレッジ本山に戻り、シャワーを浴びて今回のイベントは終了です。「楽しかった!水切りが初めて上手にできた!」と感想を聞かせてくれたのは弟。お姉ちゃんは「飛び込みが楽しかったです!」、お父さんお母さんは「思った以上に透明で、魚がたくさんいました」と、皆さん笑顔を見せてくれました。
モンベル アウトドアヴィレッジ本山の店長・山中公平さんは「川との付き合い方などもお伝えしながら、安全に遊んでいただきたいと思っています」と話します。「本山町は自然が素晴らしいところ。そしてお米も野菜もお肉も、おいしいところです。モンベル アウトドアヴィレッジ本山では宿泊もできますし、バーベキューセットなどもご用意しています。本山町の大自然の中でのアクティビティ、そして食を、高知県内外の多くの方に楽しんでいただきたいです」。
モンベル アウトドアヴィレッジ本山にある「レストラン ハーベステラス」。地元の名物「土佐あかうしスペシャルカレー」などが堪能できます 。
高知県名産のブランド和牛「土佐あかうし」を堪能する本格バーベキューも楽しめます。
また、1室6名まで宿泊可能なコテージもあります。
施設情報
モンベル アウトドアヴィレッジ本山
住所/高知県長岡郡本山町本山2133-1
電話番号/0887-72-9680
営業時間/9:00~20:00、GW・8月は8:30~20:00
定休日/無休
駐車場/あり(124台)、無料
イベント予約はホームページから可能
https://motoyama.outdoorvillage.jp/
レストラン ハーベステラス
営業時間/
日曜~木曜日、祝日 11:00~19:30(LO19:00)
金曜・土曜・祝日前日・7月14日~8月31日は11:00〜20:00(LO19:30)
電話番号/0887-72-9672