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「スポる!やってみた。〜フォレストアドベンチャー編〜」

「スポる!やってみた。〜フォレストアドベンチャー編〜」

マウンテンスポーツ

「スポる!やってみた。」とは、高知のネイチャースポーツを実際に体験して、体験者目線で魅力をお伝えする企画です。
今回体験していただくのは高知県在住の中川さんと伊藤さん。中川さんはダンスのパフォーマーでありながら、自力整体の講師も務める身体を動かすスペシャリスト。伊藤さんは、バーベキュー・キャンプインストラクターの有資格者で本格的なアウトドアを楽しんでいます。
そんなお二人に、自然の森や林をフィールドにして楽しむサステナブルなアクティビティ、「フォレストアドベンチャー」を体験して頂きました。

はじめに

フォレストアドベンチャーとは、フランス発祥のフォレストアクティビティ。山の起伏や木の高低差を利用して楽しめる自然のアトラクションです。森を開発するのではなく、森そのままの地形を活用したパークづくりが特徴の施設で、環境への負荷を最低限に抑えながら魅力溢れるアスレチックが作られています。フォレストアドベンチャー高知では、内容や難易度別に3つのコースが設けられており、初めての方でも安心して楽しめる施設となっています。

場所

高知駅から車で90分、高知県津野町の標高1,400メートルの山間にフォレストアドベンチャー高知の施設があります。周辺にはカルスト台地が広がる四国カルスト天狗高原や、滝口のかたちがハート型に見える長沢の滝、清流四万十川の源流点などの観光スポット、宿泊施設「遊山四万十せいらんの里」などがあり、夏場は涼を求めて、秋には紅葉狩りと多くの方が訪れる地域でもあります。

体験の様子

体験当日。施設へ向かう車中には初秋の日光が樹木の間から差し込む絶好の日和。施設敷地内にある駐車場に車を止めて受付に向かいます。

入り口で受付を済ますと、インストラクターが必要な安全器具を身体に合わせてしっかりと装着してくれます。

動きやすい服装とシューズで、ワイヤー製のロープを掴んで移動するために滑り止めの付いた手袋も必要です。
※手袋は1双300円で販売、シューズはレンタル(数に限りあり)しています。
施設にはシャワー付きで清潔感のある更衣室も備わっているので女性も安心して利用できます。

ビデオにて注意事項を確認したら、まずは小さな練習用コースへ。

木から木へ渡されたロープの上を自ら移動していくフォレストアドベンチャー。基本的に、木の上での安全は自らが気をつける必要があります。コースに挑む前に、しっかりと安全器具の使用方法を確認しましょう。

「身体を動かすのが大好きでダンスパフォーマンスもやってて、しかも今回は森の中ってことで、楽しみでしかないです。血が騒ぎますね」とやる気まんまんの中川さん(写真左)。

「アウトドアは好きなんですよ。自然のなかで過ごすのも好きだし。でも高いところが苦手なんです!。ジップラインとかとんでもない。絶対できませんからね。」対象的に高所恐怖症で消極的な伊藤さん(写真右)。

山の中に足を踏み入れると、自生する木に階段がかかっている場所がいくつか現れます。これらはすべてアトラクションの登り口となっており、登った先にある高台を拠点に周りの木々にロープが架かっており、そのロープの上をわたって木々の間を移動し、次なるアトラクションを目指します。

まずは一番最初に現れた登り口に登っていく二人。キャノピーコースという、ロープを渡る難度が低いコースだということで伊藤さんも一安心。

「意外と難しいなー」と言いながらもスイスイ進んでいく中川さん。

「揺れるー!高い!恐い!」時には叫び声をあげながらも懸命に進む伊藤さん。

一本のロープ上を進む区間、揺れる丸太の上を進む区間などを渡りきった二人の目の前に現れのは・・・

なんと、ジップライン!

中川さんと取材スタッフは気づいていましたが、伊藤さんは目の前のアトラクションを克服することに必死で、その先にジップラインが待ち構えていることには気づいていなかった模様・・・

「戻りたいー!」「やっぱり戻るのも恐いー!」

伊藤さんにとってはまさに、退くも地獄、進むも地獄状態。

ならば、前に進むしかないと覚悟を決めて、初めてのジップラインに挑戦です。

「行くよ。私行くよ!」自身に言い聞かせるように宣言をして、伊藤さんが最初に挑戦。

意を決して山間を滑り降ります。

滑り終わった感想を聞くと、「あれ?意外と大丈夫かも 笑。例えるならくるくる回る椅子に座って進んでいる感覚。ぶら下がるよりは座るに近いかも。」と、秀逸な例えで、恐怖を克服した心境を伝えてくれました。

続けて挑戦した中川さんは空中でカメラに向かってポーズをとる余裕。

次に二人が向かったのは5サイトからなる全長1.2キロのアドベンチャーコース。先程のコースよりも高く長い距離でワイヤーロープが架けられ、複数のルートが設定され、アトラクションの要素が強くなっています。

「楽しいー!」とまるで水を得た魚のように生き生きと木から木へと渡って行く中川さん。

「ちょっとまってー!」「あんなにスイスイ進んで凄いよね。」と言いながらも先程のキャノピーコースよりスムーズなアプローチで積極的にロープを渡っていく伊藤さん。笑顔も溢れて樹上のアクティビティを楽しめているようです。

こちらのコースの代表的なアトラクションは2つ。まるでターザンのように樹上から飛び降りて大きなネットに飛び込むビッグターザンスイング。そして往復約650mのロングジップライン。

今回は中川さんがロングジップラインに挑戦します。

樹上にあるスタート地点を飛び出し木々の間をすり抜けて、はるか先に見える対岸に渡る感覚は、さながら山から山に飛び移る鳥になったような気分です。

中川さんにはカメラを持って体験してもらいます。

「ヤッホー!、気持ちいいー!」カメラ目線もすっかり余裕で景色も楽しみながらロングジップラインを堪能します。眼下には谷あいの風景が広がり、受付を行った建物周辺を飛び越えるように滑走します。

中川さんが滑り終わったところで本日の体験は終了。

聞こえてくるのは鳥のさえずりのみの静かな森で繰り広げられる樹上の冒険。様々なアトラクションをクリアしていくアクティブな要素とちょっとしたスリルを味わえるドキドキ感に大満足の二人でした。

「まず率直に楽しかったですね。小さいときに木登りをして楽しかった遊びを大人になってもう一度楽しめる感覚です。子供の時の気持ちを思い出しました。ジップラインも気持ちよくて、各地域にあるジップライン巡りをしたくなりますね。癖になります。あと、バランス感覚や体幹も使って鍛えられるので私的にはそこも大満足です!」ダンス・自力整体講師の中川さんらしい感想です。

バーベキュー・キャンプインストラクターの資格を持つ伊藤さんは、「ソロキャンプに行くくらい自然の中で過ごす事は好きなんですけど、こういうアクティブな楽しみ方もあるのかと思いました。遊園地とかなら多分無理だったんですけど、自然の森の中で自然の木に触れて、ちょっと勇気もらえたのか、高いところも大丈夫だったし、ジップラインも体験することができて新しい経験ができました。できることが増えたことが嬉しくて自分にご褒美をあげたいです。」向上心溢れる感想をいただきました。

フォレストアドベンチャー高知では、身長110cm以上のお子様からご利用可能なコースもあります。また、各コースは難易度別に分かれているので、ご家族や友人どうしなど様々な方が楽しめるアクティビティです。

周辺の立ち寄り場所も多いフォレストアドベンチャー高知。観光名所や宿泊施設を含めた1泊2日のプランもご紹介しています。ぜひ訪れてみてください。

施設情報

フォレストアドベンチャー・高知

住所/高知県高岡郡津野町芳生野乙5422
電話番号/080-2347-3318
営業時間/9:30~14:30(冬季はお問い合わせください)
定休日/水曜日(不定休)
駐車場/あり
HP/https://fa-kochi.foret-aventure.jp