
投稿日 : 2025.03.28
走って味わう高知のおもてなし!龍馬マラソンの絶品エイド体験
毎年2月、高知のまちに全国からランナーが集まる。 それが「高知龍馬マラソン」!
ただのフルマラソンじゃないんです。走ってる最中から高知らしさ満点の“おもてなし”があちこちに散りばめられていて、まさに旅ランの最高峰!
なかでも注目なのが「エイドステーション(給水所)」。水やスポーツドリンクをもらえるだけじゃなくて、高知らしさの味をダイレクトに感じられるグルメがずらり。今回は、そんなランナーを笑顔にしてくれる“おいしいエイド”をご紹介!
「こんなに楽しいフルマラソン、他にある!?」
そんな声も聞こえてくる、高知の“おもてなし文化”を、全力で走りながら味わってみませんか?
目次
高知龍馬マラソンのコースと特徴
高知市内から太平洋を望む土佐湾沿いを走り抜ける、景観の美しいコース。
比較的フラットなコースで初心者でも走りやすいのが特徴。

中間地点に現れる高低差50mの浦戸大橋は唯一の難所ですが、登り切ったご褒美として、目の前に広がる太平洋の絶景は、むしろ魅力のひとつ。そして沿道では、地元住民の応援やボランティアの笑顔がいっぱい。
オリジナリティあるおもてなしの数々で、応援自体を楽しめる高知県民の気質に触れあることが、高知龍馬マラソンの最大の魅力かも知れません。
高知のおもてなしエイド紹介!
エイドごとに「味」「驚き」「温かさ」の三拍子がそろってるのが高知流。
ここからは、実際に登場する高知ならではのエイドを紹介していきます!
2025年のエイド情報はこちら
・エイド情報:https://ryoma-marathon.jp/course/
・エイドメニュー:https://past.ryoma-marathon.jp/2024/aid/
第3エイド(給水所)に登場!乳酸菌飲料「リープル」で爽やかチャージ
マラソンの序盤、10kmにも満たないまだまだ余力が残るあたりにある第3エイドで差し出されたのは、どこか懐かしい黄色と白のパッケージのドリンク。

「えっ、これって…リープル!?」
そう、高知県民なら誰もが一度は飲んだことがある“あの味”。
乳酸菌飲料「リープル」は、実は高知発祥。ほんのり甘くて、すっきりした酸味が魅力の高知っ子ソウルドリンクなんです。
リープルは、四国乳業(高知市)が製造する乳酸菌飲料。高知県のスーパーやコンビニでは定番中の定番!冷やして飲むのが最高で、朝ごはんや風呂上がり、学校帰りに「グビッ」といくのが地元っ子流。

ほんのりしたミルク感とさっぱりした酸味が特徴で、走って汗をかいた後に飲むと…もう最高なんです!
- 糖分が素早く吸収できる
- 疲れた胃にも優しいまろやかさ
- さっぱりして飲みやすい
マラソン中の補給ドリンクとしても、意外と相性バッチリ。
第5エイド(給水所)の名物「高知サイズちくきゅう」でシャキッとリセット!
走ってると急に差し出されるのが、なんともシンプルで、なんとも高知らしいあの食べ物。

そう、「ちくきゅう」!
「ちくわの穴に、まんまキュウリを突っ込んだだけやん!」
なんてツッコミつつも、インパクトのあるサイズ感とあいまってこれが意外にクセになる。
高知県ではおなじみの家庭のおかずや居酒屋メニュー。でも、マラソンエイドで登場すると、その意味が分かります。
- 冷たくてシャキシャキ → 口の中がさっぱり!
- ちくわの塩気 → 塩分補給にも◎
- 手に持ちやすく → 片手でパクッと食べられる
気温の高い日には特に大人気で、「何本でもいける」との声も。
注目すべきは、思わず撮りたくなるその見た目。竹輪の中にキュウリが丸々一本ズドン!と突き刺さってるビジュアルは、地味なのにインパクト大。しかもちくわもきゅうりも旨味が強い。

走りながら「これ、何!?笑」となる県外ランナーも多く、ちょっとした名物アイテム化してるとかしてないとか。
ちくわにキュウリ、ただそれだけ。でも、それがいい。高知サイズのちくきゅうはまさにそんな存在。

高知の“当たり前”が、走る旅のサプライズになる。そんな面白さがきゅうっと詰まった第5エイド、見逃さずに楽しんでくださいね!
第6,10,14エイド(給水所)ランナーの心と胃を支える「ヤマザキパン三兄弟」現る!
マラソンに出たことがある人ならわかるはず。
「最後まで走りきるには、ちょっとずつのエネルギー補給が超重要!」ってこと。

そんなランナーの強い味方として、高知龍馬マラソンのエイドでは最多、なんと3回も登場するのが、“高知ヤマザキパン”!

高知ヤマザキから提供されているこのパン、実はエイドの定番補給食。
ミニサイズの「薄皮クリームパン」「薄皮つぶあん」「黒糖ふかし」など、種類はその時々で変わりますが、どれも共通して“疲れてる体にちょうどいい”絶妙な味わい。
- パサつかず、口当たりしっとり
- 手に取りやすく、片手でサクッと食べられる
- 優しい甘さで、食欲がなくてもスッと入る
「何か食べたいけど、重たいものはちょっと…」というシーンにぴったり。
高知ヤマザキは地元に根付いた製パン会社。県内のスーパーやコンビニに毎日パンを届ける、県民の“食卓の味方”!

まさに、“地元のパンを地元のマラソンで”。そんなマラソン遠征の醍醐味が詰まっています。
第7エイド(給水所)「筏羊羹」で、四万十の風を感じて。
第7エイドで登場するのは、高知県・四万十市の老舗「右城松風堂(うしろしょうふうどう)」の”筏羊羹”。

名前の通り、細長い形がまるで筏(いかだ)のよう。川の流れを感じさせる、静かでやさしい和菓子です。
手のひらにすっぽり収まるスティックタイプ。ランナーでも走りながら食べやすく、ポロポロしないのもポイント高め。
- 羊羹特有のねっとり感は控えめ
- 甘さも優しめで、胃に重くない
- 食感はしっとり、ほろっと溶ける
疲れてきた体に、「和」のやさしさがじわっと沁みるんです。糖分補給としても優秀ですが、なにより「ホッとする」んです。
「筏羊羹」の“筏”とは、かつて四万十川で盛んだった木材輸送の方法「筏流し(いかだながし)」にちなんだもの。
そんな文化や風景をイメージして作られたお菓子は、おいしさの中に郷愁を感じます。
高知のマラソンで高知の歴史に触れられるなんて、ちょっとステキだと思いませんか?
第8エイド(給水所)で味わう「さっぱり・すっきり・しゃきっと」のリフレッシュ三連発!
20kmを過ぎて、いよいよマラソンは後半戦。「足も重たいし、暑いし、集中力切れてきたかも…」そんな声が聞こえてくる頃、第8エイドが見えてきます。
太平洋を背景にひときわ賑やかなエイドで味わえるのが、“高知の涼味三兄弟*と言いたくなる、さっぱり系の食と飲み物がズラリ!
甘くてジューシー!トマトでリセット

まず目を引くのは、地元・高知県春野町産の真っ赤なトマト。
糖度が高くて、ちょっと驚くほど“甘い”んです。
- 水分たっぷりで、身体の内側から潤う
- 塩気のあるスポーツドリンクの後にぴったり
- ひんやりしてて、気分もリフレッシュ!
「マラソン中にトマトって、こんなにありがたいんだ…」と、毎年人気の定番エイド。
爽快すぎる!ゆずドリンクでシャキッと目覚める

嶺北エリアで育った高知のゆずを使った、爽やかドリンク。その名も”わんぱくゆずジュース”。
ゆずの酸味と、ほのかなハチミツの甘みが絶妙で、後半の疲れた体にスッと入ります。
- 冷たくて、口当たりが良く飲みやすい
- さっぱりとした甘酸っぱさで、リセット力高め
- 水分補給と気分転換を同時にこなしてくれる優等生!
「走りながら笑顔になれるドリンク」なんて声もあるとか…!
ちゅるんと不思議!ナスゼリーの爽やか革命

「え、ナスがゼリーに!?」
初めて聞くと驚きますが、食べてみると納得。ナス本来のやさしい甘みと、プルンとした食感がクセになります。
これは、ナス生産量日本一の高知・安芸エリアならではの創作エイド。
- つるんと喉越しがよくて、ほてった身体にもぴったり
- 味は意外とフルーティーで食べやすい
- 他にはない“ご当地ならでは”のチャレンジ精神を感じる一品
“見た目のインパクト枠”としても抜群で、SNS映えも◎!
第8エイドは、ただ補給するだけじゃない。甘すぎない、重くない、けど元気が出る。そんな絶妙なラインの食と飲み物がそろっています。
地元の農産物を活かしたラインナップで、「走りながら高知の恵みをいただく」ことのありがたさを実感できるポイント。
第11エイド(給水所)で味わう「ごっくん馬路村」で、身体がシャキッとよみがえる。
29km付近、 足取りも少しずつ重くなってきて、「後半の壁」をじわじわ感じ始めるタイミング。
そんな絶妙な地点に神タイミングで現れるのが、第11エイド。ここで手渡されるのが、高知県馬路村(うまじむら)発の柚子ドリンク”ごっくん馬路村”です。

”ごっくん馬路村”は、高知県の山間にある人口800人ほどの小さな村・馬路村で作られている、国産ゆず果汁×ハチミツの爽やかドリンク。
- ゆずの香りがふわっと広がる
- 甘すぎず、すっきりした後味
- 冷たく冷やしてあると感動レベル!
その名のとおり、“ごっくん”と一口飲めば、疲れがスーッと引いていく感覚。
この場面でこの一杯、ずるいくらいに沁みるんです…!
馬路村は「日本一のゆずの村」として知られ、全国的にも柚子加工品のブランド力が高い地域。
この「ごっくん」は、昭和の終わりに村の人たちが手作りで広め始めたもので、今や、高知のご当地ドリンク代表”ともいえる存在に。

高知県民にとっては懐かしく、県外ランナーには新鮮で、それぞれの思いを“ごっくん”に乗せて飲む、そんなエモさもあります。
走ることに集中していた頭の中が、ちょっと緩んで、「せっかく来たんだし、高知の空気、もっと味わおう」って思えてくる。
そんな、静かなエネルギーをくれる名ドリンクです。
第12エイド(給水所)の「かつおめし」で、もう一度ギアが入る。
32km地点。”ごっくん馬路村”のリフレッシュ効果も弱まり、ランナーにとっては、体力・気力ともに限界が見え始める場所。
でも、そんな苦しいタイミングで、まさかの主役級エイドが登場します。

その名も、”かつおめし”!
高知のソウルフードが、ここで待っててくれるなんて…
それだけで泣きそうになるんです、ほんと。
かつおめしとは、土佐のカツオを使ったしょうゆ風味の炊き込みごはんを、ぎゅっとおにぎりにしたもの。
- しっかり味で、冷めててもおいしい
- 小さめサイズで食べやすく、ラン中でもOK
- しょうゆ+かつお+米の組み合わせが最高に染みる
32kmって、身体も気持ちも“もうやめたい”ってなるタイミング。
でも、この一口で
「うまっ……もうちょっと、走るか。」
って気持ちになれる。それが、かつおの国・高知が贈る本気のエイド飯なんです。

土佐のカツオは、もちっとした食感と香ばしい風味が特徴。その旨みを、しょうゆベースの味つけご飯にギュッと閉じ込めたおにぎりは、まさに「高知のごはん力」を体感できるアイテム。
「補給食」というより、「ごはんのごほうび」。
食べた瞬間、止まりかけていた脚にスイッチが入り、「ここまで来たら、もうゴールまで行くしかない」って思える。
高知らしさ満点で、魂にも栄養をくれる、エイド界のラスボス。
エイドだけじゃない!応援も“高知らしさ”満点
ご当地ゆるキャラと沿道応援隊がくれる、もうひとつの“おもてなし”
高知龍馬マラソンの魅力は、グルメエイドだけじゃありません。
コースを走っていると、あちこちから笑顔と拍手、そして元気な声援が届いてきます。その中心にいるのが、高知県各地のご当地キャラクターたち!
高知のゆるキャラたちも、全力で応援!
例えば…

やなせたかし先生が生み出した、生姜がモチーフの”しょうがちゃん”と”せんべちゃん”

南国市のPRキャラクター”シャモ番長”

桂浜水族館公式マスコットキャラクターの”おとどちゃん”
ゆるキャラたちはランナーの疲れた心にぐっと寄り添い、思わず笑顔がこぼれる応援を届けてくれます。
「あ、あのキャラ知ってる!」「写真撮っていいですか〜!」
なんて声も飛び交う、和やかすぎる応援風景も名物です。
そして、沿道には“高知龍馬マラソン2025沿道応援隊”!
高知県内の団体・学校・地域住民などによって構成される”沿道応援隊”は、コース全体にわたってランナーを応援!

長岡東部保育園による和太鼓の演奏

よさこい祭り参加チームによるよさこい演舞

地元の高校、中学校の吹奏楽部による生演奏

「頑張ってほしい!完走してほしい!っていう想いを込めて演奏してます」
「一生懸命頑張っている人を応援できるのは、演奏している側としても嬉しい経験」
っと生徒たち。

ゴール直前、最後の登り坂ではチアリーディングの応援も。

鳴子の音色が響く”よさこい鳴子応援ゾーン”。

「高知は、走る人みんなを全力で歓迎してくれる」
そんな雰囲気を、沿道から肌で感じることができます。
高知らしさを、まるごと味わえる42.195km。
次はあなたが、主役です!
走って、食べて、応援されて。
高知龍馬マラソンは、ただのマラソンじゃありません。
グルメも風景も人も、まるごと楽しめる“旅ラン”イベントなんです。コースの途中で出会うご当地エイドは、どれも高知の魅力がぎゅっと詰まったものばかり。
でも、それだけじゃない。

沿道から届く声援、ご当地キャラのハイタッチ、地元の子どもたちの笑顔。
それが、高知ならではのおもてなしなんです。
県内のみなさんへ

まだ参加したことがない方も、ぜひ一度出てみませんか?
走るのが苦手でも、応援やボランティアで関わるだけで、きっと何か感じるものがあります。
「高知って、やっぱりえいとこやなぁ」と思える1日になるはずです。
県外ランナー・応援者のみなさんへ
せっかく走るなら、旅気分も味わいたい。
そんなあなたにこそ、高知龍馬マラソンはぴったりです。

グルメあり、景色あり、温かい人とのふれあいあり。
高知って、走るのが楽しくなる場所なんだなあって、きっと思ってもらえると思います。
次の旅ラン、どこにしよう?と迷っているなら、ぜひ高知へ。
走ったあとには、美味しいごはんと、あったかい高知県民と、忘れられない思い出が待っています。

高知で会いましょう!
走りにきいやね〜!高知龍馬マラソン!