投稿日 : 2024.10.04
本場の熱気に感動!よさこい祭りに「SEPTENI RAPTURES」が初参加!
高知の夏のフェスティバル「よさこい祭り」が、2024年8月9日〜12日に開催されました。今年は高知県にゆかりのある「SEPTENI RAPTURES」のメンバー、ITTONさんとHarutoさんが、踊り子として祭りに初参加しました!
目次
ITTONさん&Harutoさんが、高知県のチームに合流
プロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」に参画中の「SEPTENI RAPTURES」は、これまで幾度も高知県を訪れ、高知県におけるストリートダンスの振興に尽力されています。
そのご縁がつながり、今年のよさこい祭りにメンバーが参加してくださることに!よさこい発祥の地・高知の、本場のよさこい祭りを体感したのは、多彩な表現力が魅力の愛知県出身ダンサー ITTONさんと、アクロバティックな動きが武器の千葉県出身ダンサーHarutoさんです。
2人が合流したのは、高知県西部・幡多地域のチーム「幡多舞人(はたぶじん)」。「SEPTENI RAPTURES」はこれまでに、幡多地域にある四万十市で、チームの合宿をおこなったり、ダンスイベントやワークショップにも参加されています。その様子はこちらのページでご覧いただけます。
幡多舞人は地元のダンススクールを母体とするチームで、毎年100人ほどの踊り子がエネルギッシュな演舞を披露しています。下は6歳から上は73歳と、幅広い年齢の人たちが一丸となっているのもチームの特徴。地元のお祭りやイベントにも出場して、地域を盛り上げています。
今回よさこい祭りに参加していただくにあたり、幡多舞人のメンバーが1回だけ上京し、レッスンを行ったそう。ITTONさんは「よさこい踊りは所作がストリートダンスと全然違くて、戸惑いました」、Harutoさんも「所作もそうだし、音の取り方も全然違う。普段のダンスより覚えるのが大変でした」と、その違いを話してくださいました。
高知の街で、熱気あふれる踊りを披露
よさこい祭りは例年、下記スケジュールで開催されています。
8月9日 前夜祭(前年の受賞チームが出場)
8月10日・11日 本番(全チームが出場)
8月12日 全国大会(他県から参加するチームと、今年の受賞チームが出場)
ITTONさん&Harutoさんは9日に高知入りし、前夜祭を鑑賞しました。
ご覧になっていかがでしたか?
ITTONさん 「よさこいの伝統を大切にするチームもあるし、Jポップとかクラブミュージックとかいろいろなジャンルをミックスさせているチームもありました。チームごとにカラーがあって、自由な作品を観れるのがよさこいの魅力だなと感じました」。
そしていよいよ、本番の8月10日・11日、出番がやってきました。
ITTONさん&Harutoさん 「最初は大丈夫かな?と思ったけど、幡多舞人の皆さんが優しく歓迎してくれて。間違えてもOK、楽しんでいこうって声をかけてくれて、すごくありがたかったですね」。
その声がけに安心して、2人ともよさこい祭りを満喫できたそうです!
高知市の街中を移動しては、開設された各会場で踊りを披露した2人
踊りの最中には「よいさっさ!」と大きな掛け声を上げ、チームを盛り上げます!
待ち時間にはメンバーの皆さんと和気あいあいと過ごす様子も見られました
よさこい祭りは観ている方々との距離が近いことが特徴ですが、実際に踊ってみていかがでしたか?
ITTONさん 「たくさんの方々の応援が、踊り手にとってはモチベーションになりますよね。踊ってみて、踊る側も見る側も楽しんでいて、両方に一体感があって、だからよさこい祭りがこれだけ盛り上がるんだなって分かりました!」。
Harutoさん 「いやー、めっちゃ楽しいです!お客さんがすごく近くて、サービス精神が出ちゃいます(笑)。張り切っちゃいました!」。
2024年の高知よさこい祭りでは、観客の皆さまにオリジナルうちわを配布いたしました。このうちわには「SEPTENI RAPTURES」のメンバー写真に加え「幡多舞人」・「スポる!高知」のロゴが配置された『第一生命 D.LEAGUE』の高知よさこい祭りオリジナルデザインです。祭りの思い出として約3,500名の方にお持ち帰りいただきました。
参加チームのメンバーにインタビュー
今回2人が参加したチーム、幡多舞人には、以前開催された、SEPTENI RAPTURESによるダンスワークショップに参加していた方が多くいます。また、県外に進学したけれど、よさこい踊りのために高知に帰省したという人も。その中から、愛媛県の専門学校に通うみうちゃんと、大阪の大学に通うそらちゃんに話を聞きました。
みうちゃん 「私は小学2年生からダンスをしています。高校生だった時、ラプチャーズのメンバーがワークショップに来てくれて、オーラがすごかったです!今まで、よさこいは踊ったことがなくて、縁がないものと思っていたけど、今回、地元チームの幡多舞人でラプチャーズが踊ると聞いて、びっくり!一緒に踊りたいと思って、地元の友達を誘って参加しました」。
そらちゃん 「私も子どもの頃からダンスをしていて、高校の時、ラプチャーズのワークショップに参加しました。ラプチャーズのよさこい参加は私もびっくりしたし、前日に一緒に練習できてうれしかったです!」
一緒に踊ってみていかがでしたか?
みうちゃん&そらちゃん 「ITTONさんもHarutoさんも、オリジナリティが出ていてカッコ良いです!それにファンの方も観に来ていらっしゃるのが分かりました。一緒に踊れてすごく楽しいです!」。
次に、ITTONさんとHarutoさんに踊りを教えたというチームインストラクター、高校2年生の徠登くんにも話を聞きました。
「ITTONさんとHarutoさんはスーパースターで、自分が教える立場なんかじゃ全然なくて。行く前は、とても緊張していたんですが、スタジオに着くと、社長を始めスタッフの皆さん、そしてお2人が温かく受け入れてくれ、緊張がわくわくに変わりました。難しい!と言いながら、すぐに覚えてくれ、真剣ながらも、しっかり笑わせてくれる2人の明るいキャラクターに、僕が助けられました」。
ちなみに、2人が幡多舞人に参加してくれると聞いた時はどんな気持ちだったんですか?
「自分たちにしかできない経験だし、僕も以前からラプチャーズのワークショップに参加していたので、尊敬する2人が来てくださって本当にうれしかったです!」。
一緒に踊ってみていかがでしたか?
「2日目はお2人が僕のすぐ前で踊ってくれたんです。気合いが入ったし、アドレナリンが出ました!ラプチャーズのおかげで特別なよさこい祭りになって、めっちゃ楽しかったし、周りの人を巻き込みながら楽しんでいるITTONさんとHarutoさんを見て、よさこいが好きだ!と改めて思いました。今回お2人が参加してくださったのを機に、よさこい祭りの本場は高知だってたくさんの人が知ってくれたらうれしいです」。
メンバーの皆さんにとって大きな刺激となった、ITTONさんとHarutoさんの参加。一緒に演舞する貴重な機会に恵まれ、幡多舞人の皆さんは特別な夏の思い出ができたようです!
「よさこいは素晴らしいエンタメ!」ITTONさんの声をお届け
2日間の演舞を終え、改めてITTONさんに話を伺いました。
「あっという間でした!濃厚な時間を過ごせたし、すごく良い時間でした。今年初の高知だったのですが、久しぶりに来て空気がおいしいし、高知の方は皆さん温かいし、迎え入れてくださってうれしかったです」。
高知の地元チームで踊ってみていかがでしたか?
「大勢の方と一体になって踊る機会ってなかなかないんです。老若男女みんなで楽しめるのが、よさこい祭りの魅力ですね。それから自分たちは普段ステージで踊っているので、炎天下の中、道路で踊ることってないんですよ。やっていくごとに熱量がどんどん高まって、観客の皆さんの熱量も伝わってきて、よさこい祭りの楽しさが分かってきました」。
高知では毎年、こうしてたくさんの人たちが街中で演舞するのですが、実際に体験して感じたことはありますか?
「踊る人も観る人もみんなが楽しんでいて、うまくなくてもいい、楽しんで踊ればいいっていう文化があって、エンターテインメントとして素晴らしいと感じました!よさこい祭りは敷居が低くて、誰でも踊れて楽しめる。もっともっと、若い人たちに踊ってほしいと思いました。それに、今の若い子って、人前に立って自分を表現することがあんまりないと思うんです。ダンスは観ている人を感動させる力がある。よさこい踊りを通して、そのダンスの魅力に気づいてもらえたらうれしいですね!」。
最後にメッセージをお願いします。
「今回参加して、よさこいの面白さを十分に味わえました。見たり聞いたりだけでは楽しさって伝わらない。それを実感しましたね。個人的にはダンスをもっと広めていきたいし、よさこいは他のジャンルとの相性がとても良いので、よさこいを通して新しいものが生まれていったらいいなと思います。今回の経験を参加しなかったラプチャーズのメンバーにも伝えて、共有していきたいと思います。それにHarutoとも話していたのですが、ぜひ来年も参加したいです!」。
ITTONさん、炎天下での演舞、お疲れ様でした!ぜひまた、よさこい祭りに参加してください!
「ダンスの楽しさを改めて実感!」Harutoさんの声をお届け
続いてはHarutoさんの声をお届けします。
2日間の演舞はいかがでしたか?
「一言でまとめると、めっちゃ楽しかったです!それから勉強にもなりました。普段ラプチャーズでダンスしている時、表情が硬いって言われることがあるんです。表現力について悩んでしまうこともあって。でも今回よさこい祭りに参加して、笑顔で踊っていいって分かりました。持ち帰れるものがありました」。
普段のダンスと違う点はありましたか?
「道路を歩きながら踊るというのは経験がなくて、難しかったです。目の前で踊っていた徠登くん、カッコ良かったですよ!」。
「それから普段はプロダンサーとして活動していて、年配の方や子どもと一緒に踊る機会ってなかなかないんです。今回子どもたちもたくさん参加していてすごくパワーをもらいましたし、お姉さま方は、” 間違ってもいいんだよ、大丈夫、大丈夫 ” と声をかけてくださって、ダンス本来の楽しさを教えてもらいました。初心に帰ることができました」。
久しぶりの高知滞在はいかがでしたか?
「高知は本当に人が温かいんですよね。今回のチームでもそれを感じたし、人の優しさを実感しました。というのは、一体となって何かをやる時、スタッフの方が一番大変だと思うんです。やることはたくさんあるはず。それなのに踊っている僕らにスタッフさんがずっと笑顔を向けてくれて、裏方さんたちの支える力、マネージメント力がすごいなと今回、感動しました。僕は仕事で日本中あちこち飛び回っているんですが、高知は本当に人が優しい。高知に行ける機会があれば、いつも行きたい!って手を挙げるんです。今回も人と関わることの楽しさを実感することができました」。
Harutoさん、お疲れ様でした!そしてまたぜひ高知にいらしてくださいね。
最後にお知らせです。ITTONさん、Harutoさんも活躍されるDリーグは、10月から24-25シーズンが始まります。年内のスケジュールは下記の通り。こちらもお楽しみに!
第一生命 D.LEAGUE 24-25
ROUND.1
2024年10月13日 18時開演
ROUND.2
2024年11月6日 19時開演
ROUND.3
2024年11月20日 19時開演
ROUND.4
2024年12月5日 19時開演
ROUND.5
2024年12月26日 19時開演