青学陸上競技部が高知龍馬マラソン3~4時間ペースのペースランナーを務めます!
来年2月16日に開催される高知龍馬マラソン2025では、全国初として、青山学院大学陸上競技部の4名の選手がペースランナーとして出走します。さらに、アスリートレベルのタイムではなく、なんと、3時間~4時間のペースとなることが決定しました。今回は、参加される選手のコメントをご紹介します。なお、詳細なタイムは、年始の箱根駅伝後、最終決定となります。
目次
田中 悠登(たなか ゆうと)選手【4年生】
田中選手は、今年のチームキャプテンとして、青学の強力なメンバーの中において、リーダーシップを発揮し、チームをまとめる重要な役割を担っています。
昨年の第99回箱根駅伝では、8区、区間5位、第55回全日本大学駅伝では、8区、区間3位など、好成績を残されています。
高知龍馬マラソンで初めてのペースランナーということで、どういうサポートしていきたいですか。
田中選手「市民ランナーの方で本気で走られている方からいろんな層のランナーがいらっしゃると思うので、そういった方たちが自己ベスト更新だったり、走る楽しさを感じてもらえるようなサポートができたらいいな思ってます」。
箱根駅伝を制してる青学さんと走れることを楽しみにしているランナーさんがいると思うんですけど、どんな走りをしてほしいですか。
田中選手「やっぱり1番は楽しむっていうことをモットーに頑張ってほしいなっと思っていて、私たちも走ることは普段苦しいんですけど、頑張った後は何を食べようとか、自己ベスト更新した後の気持ちなど、楽しいことを想像しながら練習をすると、苦しい練習も乗り越えられるので、皆さんもそういったイメージをしながら頑張ってほしいなと思います」。
野村 昭夢(のむら あきむ)選手【4年生】
野村選手は、今年の第100回箱根駅伝では、6区、区間2位の走りを見せ、総合優勝に貢献しました。
また、先日の第36回出雲駅伝では、2区を走り、区間6位の成績を残されています。
高知龍馬マラソンで初めてペースランナーを務めるお気持ちはいかがですか?
野村選手「僕自身、高知合宿には怪我の影響で行けてなくて、今回初めて行くんですが、 高知の人たちと一緒に走れるということで、走りでしっかりサポートしていきたいなと思ってます」。
走ることの喜びってなんですか?
野村選手「そうですね、練習自体はきつくて、そんな喜びっていうほどのものはないんですけど、やっぱり僕たちが1番目指している箱根駅伝だったり、そういう大きな大会で優勝すると、やっぱりやってきて良かったなって感じます」。
白石 光星(しらいし こうせい)選手【4年生】
白石選手は、第54回全日本大学駅伝での2区、区間16位の成績を残されています。
白石選手のレーススタイルは、序盤からの積極的な走りが特徴です。なんといっても高知龍馬マラソン2024大会では、終盤まで県内のトップ選手らと首位争いをし、沿道を沸かせました。
来年の2月の高知龍馬マラソンのサポートランナーということで、どんなサポートしていきたいですか?
白石選手「僕自身、別府大分マラソンがその前に控えていて、そこでしっかり走って、その後の競技人生としてフルマラソン挑戦したいと思っているので、高知龍馬マラソンでは、しっかりしたトレーニングとして捉えているなかでサポートランをしたいです。この4年間培ってきた青トレを活かして、一緒に走るランナーとも楽しく会話しながら走れたらと思ってます」。
一般のランナーの方にどんな風に楽しんでもらいたいですか。
白石選手「色々会話したいと思っていますので、ランニングの専門知識など、なんでも答えられるので、筋肉の名称からトレーニングの内容まで手とり足とり教えてあげたいなと。走りながらは大変でしょうから、走る前後でも気軽に話してもらえればと思います」。
若林 宏樹(わかばやし ひろき)選手【4年生】
若林選手は、昨年の第100回箱根駅伝では、5区の山登り区間でその才能を発揮し、区間新記録を打ち出すなど、総合優勝に貢献しました。
また、先日の出雲駅伝でも5区を走り、区間5位の成績を残されています。
この取材の日は、出雲駅伝の疲れからか体調を崩し、取材は叶いませんでした。来年の箱根駅伝や高知での走りに期待しましょう。
ペースは3時間~4時間
今回4名の方に走っていただくペースが3時間から4時間に決定しました。
エリートランナーの層ではなく、一般ランナーもたくさんいるタイムであることや、高知龍馬マラソンでは、折り返しゾーンがあるので、フレッシュグリーンの走りを見れる方も昨年よりも増えて、一般市民ランナーに寄り添った大会になるのではないでしょうか。
ペースランナーとして走られるのは、全国初の取組となりますので、ぜひ、この機会に高知龍馬マラソンに申し込んでみてはいかがでしょうか。
緊張感漂う練習風景
取材したこの日は、午前と午後の練習、そして寮からの往復(片道5km)を合わせると、約50kmの距離をこなしていました。
練習場は、チーム全体に張り詰めた空気が漂い、緊張感がひしひしと感じられました。
トップを目指すためには、このような厳しい練習環境が欠かせないなと痛感させられました。また、練習を終えると選手同士和やかな雰囲気となり、こういった選手同士の強い絆が、チーム全体のパフォーマンスにつながっていることででしょう。
来年の第101回箱根駅伝では、2年連続8回目の優勝に期待したいですね。