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リアン・セゾ-Leanne SY Szeto-が感じた高知龍馬マラソンの魅力とは【当日出走編】

リアン・セゾ-Leanne SY Szeto-が感じた高知龍馬マラソンの魅力とは【当日出走編】

フィールドスポーツ

2025年2月16日(日)に開催された高知龍馬マラソン2025大会に、香港を代表する市民ランナー、リアン・セゾさんが参加されました。笑顔いっぱいで42.195kmを快走したリアンさんが感じた大会の魅力をご紹介します。

スタート直前、本番への意気込みをインタビュー

高知龍馬マラソンは、高知県高知市・南国市・土佐市の42.195kmを約1万人の市民ランナーが走る、早春のマラソン大会です。2025年2月16日(日)、高知市中心部にあるスタート地点には、今年も多くのランナーが集まりました。

2024年大会に続き2回目の参加となったリアン・セゾさん。昨年大会の女性の部で優勝した実力者です。

今日のコンディションはいかがですか?

リアンさん「雨が止んで、とてもラッキーです!曇りだし、寒過ぎず暑過ぎず、走りやすいと思います」。

今日の楽しみはなんですか?

リアンさん「今日はゆっくり走って、大会を楽しみたいと思います。昨年は走りに集中していたので、エイドは一つも食べませんでした。今年はエイドや周りの景色なども楽しみたいですね!」。

たくさんのランナーが集まって、高知の街が盛り上がっています。この雰囲気をどう感じますか?

リアンさん「日本はマラソンが盛んですよね。香港でも日本のマラソン文化は有名なんですよ。日本のランナーの皆さんと走ることができてうれしいです」。

定刻の9:00、コーチのゼロさんと一緒に、リアンさんは笑顔でスタートを切りました。

沿道で市民が応援!ボランティアがランナーをサポート

軽快な走りのリアンさん。スタートから1時間10分ほどで15km地点に到着です。

コース上には15カ所の給水所(エイドステーション)が設けられています。そのうち8カ所にはスポーツドリンクも用意されています。

さらに11カ所では、バナナ、パン、ゆずドリンクなども提供。ボランティアスタッフが総出で朝から準備し、ランナーをサポートしています。

救護所は、スタート地点からフィニッシュ会場まで全部で20カ所。多くの医療スタッフが待機していて安心です。

小さな子どもから高齢の方まで、たくさんの地域住民が沿道で応援。「頑張れー!」「ファイトー!」と熱い声援を送り、ランナーの背中を押しています。

一般市民のほか、高知龍馬マラソン2025のコース沿道では7つの沿道応援隊がランナーを応援!吹奏楽演奏やよさこい演舞など、地元の子どもたちや地元の有志がこの日に向けて一生懸命練習した成果を披露し、大会を盛り上げました。

笑顔で快走!ゴール後の声もお届け

1kmあたり約4分45秒で刻んだリアンさん。リアンさんにとっては、かなりゆっくりしたペースだったよう!

笑顔で、絶景ポイントの海沿いルートを走ります。

ゴール会場の春野陸上競技場へ。競技場手前の登り坂では、両側にたくさんの人だかりができています。よさこい踊りに使う「鳴子」を鳴らして応援する様子は、高知ならでは。市民の声援が、ラストスパートをかけるリアンさんの背中を押しています。

ゼロさんと一緒に、仲良く手をつないでゴール!完走おめでとうございます!

ランナーエリアで大会オリジナルスポーツタオルを受け取り、給水所へ。スタッフが待機しており、シューズにつけたランナーズチップを取り外してくれます。 

チップをスタッフに渡すと、完走証と、「鳴子」の形をした木製の完走メダルが渡されます。 

リアンさん、ゼロさん、お疲れ様でした! 

フィニッシュ後のランナーサービスエリアへ。高知県特産のゆずジュース「ごっくん馬路村」や、お芋でできたおやつ「塩けんぴ」などがプレゼントされます。「たくさんおみやげをもらってうれしい!」とリアンさん。 

景色、応援、地元グルメで大満足

休憩後、改めてリアンさんに今日の感想を伺いました。

今日は楽しく走れましたか?

リアンさん「きれいな自然の景色を見ながら走ることができました。それから、昨年のレースで私を知ってくださった方がいて、沿道から “ リアンさん!” って名前を呼んで応援してくれました! とってもうれしかったです」。

大会について、改めて感じたことはありましたか?

リアンさん「とにかく応援がすごいですね!サポーターの多さに驚きました。それから難所が少ないのも、高知龍馬マラソンの特徴だと思います。スタート地点から中盤まで平坦で、走りやすいコースです。今日はゆっくり走ったけど、気候がとても良かったので、本気で走ったら1位を狙えたと思います(笑)」。

ゼロさん「本当はもっとゆっくり走る予定だったんですよ!」。

途中のエイドステーションなどはいかがでしたか?

リアンさん「給水所が十分にあって、運営がしっかりしていると感じました。安心して走ることができる大会だと思います。エイドは、今回はパンをいただきました。ほかにもゆずジュースとか、かつお飯とか、高知ならではのものがたくさん用意されていて楽しめますね!」。

ゼロさん「ゴール会場の外にもいろいろなお店が出ていて、家族で来て楽しめる大会ですね。お父さんを応援している子どもがいたり、よさこい踊りの人が会場を盛り上げていたり、お祭りのような雰囲気が良いなと思いました」。

リアンさん「アジアの他の大会では、フィニッシュしたら終わり!っていう感じのところがほとんどです。こうしてフィニッシュ後もゆっくりリラックスできるのが良いですね」。

レース後、すぐに香港のウェブメディアにもリアンさんの様子がリポートされました。

リアンさん「驚きました!香港メディアもそうだし、私自身も、高知龍馬マラソンの魅力をもっと発信していきたいと思いました。運営がしっかりしていて、海外にもっと広げていくべき大会だと思います」。

青山学院大学陸上部も大会に参加!

日本の市民ランナーや青山学院大学の学生さんとも一緒に走ることができましたが、いかがでしたか?

リアンさん「実は私、青山学院大学のファンなんです!毎年、日本の「箱根駅伝」を見て、パワーをもらっています。高知龍馬マラソンは、青山学院大学の学生さんたちが毎年参加されているんですよね。今年は日本で初めて、ペースランナーを務めたそうですね。一緒に走れて、とてもうれしかったです」。

最後に、高知県の魅力について、感じたことをお聞かせください。

リアンさん「景色がとても良いし、食べ物もおいしいですね。高知龍馬マラソンに参加しようと思う人は、走るだけではなくて、周りの景色にも注目してほしいです」。

ゼロさん「食べ物はもちろん、高知城など歴史的なスポットがあるのも高知県の魅力ですね。僕は漫画で日本のお城を知っていたので、実際に観れてうれしかったです。多くの人に、高知でマラソンも観光も楽しんでほしいですね」。

リアンさん、ゼロさん、ありがとうございました。そして海外在住の外国人ランナーの皆さん、ぜひ高知県を訪れ、高知龍馬マラソンにご参加ください。お待ちしています!

リアン・セゾさん公式インスタグラム

https://www.instagram.com/leanne_szeto/reels/