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高知県初のJリーグ入りを目指して。「高知ユナイテッドSC」

高知県初のJリーグ入りを目指して。「高知ユナイテッドSC」

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2016年の結成からわずか4年足らずでJFL(日本フットボールリーグ)に昇格し、2022年にはJ3クラブライセンスを取得した「高知ユナイテッドSC(高知ユナイテッドスポーツクラブ)」。JFLの試合では、2020年に14位、2021年に13位、2022年に11位と年々順位をあげ、Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)昇格に向けて確実に前進しています。今回は「高知ユナイテッドSC」の監督や選手に、チームの魅了や戦略についてお伺いしました。

「高知ユナイテッドSC」とは

「高知ユナイテッドSC」は、戦後初期に創設した「高知農業高校OBクラブ」を起源とする「アイゴッソ高知」と、1998年創設の「高知UトラスターFC」という2つの社会人サッカークラブが、“高知県にJリーグ加盟クラブを誕生させる”ことを目的として統合し発足した、高知県を本拠地とするサッカークラブです。チームエンブレムは、力強い黒潮の荒波と横綱の廻しに囲まれた鳴子のモチーフの上で跳ねる鰹を組み合わせた、高知らしいデザインです。

“大好きな高知のために高知愛をかたちにする・高知の子どもたちに夢と目標を・スポーツでもっと幸せな高知へ”をクラブ理念に掲げる「高知ユナイテッドSC」。地域イベントへの参加や県内の企業とのコラボ、地元農家さんたちとの野菜づくりや子どもたちを対象としたサッカー教室の開催など、地域に根ざした活動も精力的に行っており、その中で選手たちと交流できるのも魅力のひとつです。

2022年には観客動員数が過去最多を更新し、ますます盛り上がりを見せる「高知ユナイテッドSC」。試合の日程は「スポる!高知」でもご案内していますので、ぜひ観戦して直接選手の皆さんを応援してください。公式HPではチケットの購入やファンクラブへの入会も受付中です。

元Jリーガー、吉本岳史監督の思い

現在「高知ユナイテッドSC」監督を務める吉本岳史さんは、高知県四万十市出身。 現役時代は、Jリーグに加盟チームである名古屋グランパスエイト、横浜FC、水戸ホーリーホックの選手として活躍し、引退後はブランデュー弘前FCや横浜FCのジュニアユースで監督を務め、2020年に「高知ユナイテッドSC」のコーチに就任。2022年より監督となり、今年はJFA公認S級コーチライセンスを取得しています。

初めて「高知ユナイテッドSC」の試合を見た時、少し型にはまったプレーをしているように感じたという吉本監督。「選手たちはみんなハングリー精神があるのにもったいない」と思ったそうです。そこで、選手一人ひとりが自主的に判断しながらプレーができるように、発問指導に切り替えたり、コミュニケーションを増やしたりするなど、主体性を高めるトレーニングを取り入れていきました。

また、これまでは1人は担っていたキャプテンをポジジョン毎に配置。キャプテン1人がチーム全体の責任を負うのではなく、DF(ディフェンダー)・MF(ミッドフィルダー)・FW(フォワード)・GK(ゴールキーパー)の各ポジションにキャプテンを設けることで、負担を分かち合い、監督を含めた5人でコミュニケーションを図ることで、様々な意見を出し合い、共有することを可能にしました。

「スポーツでは、人の話を聞く力、話を理解する力、理解した内容を実行に移す力が大事」だという吉本監督。フィジカル面のみでなく、それぞれが戦略的に動くために必要なこれらの力も強化し、11人の選手が13人や14人に見えるような行動力や運動量で、攻撃も守備も徹底したいといいます。「今後もJ3昇格に向けて全力で取り組んでいきたい。また地域貢献にも力を入れて、地域に愛されるチームにしたい」と話す吉本監督。「地域の皆様の声援や拍手が選手の力になるので、1度でいいから試合を見にきてほしい。年齢の若いフレッシュな選手や男前も多いので、わくわくドキドキしていただきたい」と締め括った。

「高知ユナイテッドSC」の要となる、闘志溢れる選手たち

「高知ユナイテッドSC」のチームは、高知県出身の選手を含め全国各地から集まった多彩なメンバーで構成されています。Jリーグで活躍してきた選手も多く、高度な技やパワフルなプレーが見られるのも魅力です。

今回は魅力あふれる選手から、各ポジションのキャプテンをご紹介します。

DFのキャプテンを務めるのは、広島県出身の横竹翔選手です。横竹さんは、サンフレッチェ広島のジュニア、ジュニアユース、ユースを経て、2008年にトップチームに昇格し、2013年にガイナーレ鳥取に移籍。2015年から「高知ユナイテッドSC(当時はアイゴッソ高知)」に所属し、プレイヤーの中では1番長くチームを見てきた選手です。

「入団当時と比べると、チーム全体がより攻守にアグレッシブになり、レベルも高くなった」という横竹選手。「現在の監督は自主性を大切にしているため、自身が登録されているMFというポジションにも囚われることなく、チーム全体の動きを見ながら安定したビルドアップを行い、得点に繋げたい。JFLに簡単に勝てるチームはいないため、1試合1試合チーム一丸となり、強い気持ちを持って戦いたいです」と熱く語ってくれました。

GKのキャプテンを務めるのは、オーストラリア出身のタンドゥ・ベラフィ選手です。ベラフィさんは、オーストラリアのAリーグ(プロサッカーリーグ)に加盟する数々のクラブで活躍し、2016年に湘南ベルマーレへ移籍。その後は再び、オーストラリアのプロサッカークラブに所属していましたが、「日本でもっとチャレンジしたい」という思いから、2022年に「高知ユナイテッドSC」への入団を決めました。

「高知ユナイテッドSC」を見て、将来性のあるチームだと感じたというベラフィ選手。「このクラブの魅力は、チーム内の雰囲気の良さや、チャレンジに満ちた環境」だと話します。「試合では、オーストラリアのサッカーで得たフィジカル要素と、湘南ベルマーレで学んだ技術力の両方を生かした瞬発力と守備力を見せたい」というベラフィ選手。「日々の挑戦が結果に繋がると思うので、今は結果のことよりもプロセスやチャレンジすることを大切にしたい」と語ってくれました。

MFのキャプテンを務めるのは、千葉県出身の金井冬土選手です。金井さんは大学を卒業後、JFLに所属する社会人サッカークラブ、ソニー仙台FCに入団し、2022年に「高知ユナイテッドSC」移籍しました。登録はFWですが、ボランチとして活躍しています。

高知を訪れて、「整備の行き届いた天然芝のグラウンド」で練習できることや、「サッカーに集中できる環境」があること、「何よりも食材が美味しい」ことに感動したという金井さん。「ソニー仙台FCにいた頃は、前線で攻撃するタイプだったので、現在のポジションの中で、攻撃に切り替わる起点をつくりたい」と話します。「Jリーグの舞台でプレーすることを目標として高知にきたので、このチームに欠かせない存在となり、Jリーグを目指したい」と闘志を燃やします。

FWのキャプテンを務めるのは、福岡県出身の田口光樹選手です。田口さんは、大学を卒業後の2016年に奈良クラブに加入し、2019年に東京武蔵野ユナイテッドFC(当時は東京武蔵野シティFC)に移籍。2023年に「高知ユナイテッドSC」に入団したばかりの選手です。

「高知は晴れの日が多く、温かいですし、サッカーをするのに最適な環境」だと話す田口さん。「高知ユナイテッドSCは若い選手が多いので、JFL歴8年目の経験で培った知識や技術を伝えていきたい」と語ります。「試合では、良い時もあれば悪い時もあります。後ろでミスや失点があっても、前線がひっぱっていけるように務め、FWとして得点王を目指したい」「チームとともに上がっていき、Jリーガーになるという自分の夢を叶えたい」と話してくれました。

ジュニアユース」、「レディースチーム」、「サッカースクール」

「高知ユナイテッドSC」には、セレクションに参加して合格することでメンバーになれるジュニアユースチームや、女性で編成されたレディースチームもあります。アンダーカテゴリーも含めて20名以上のメンバーが在籍をしており、高知から未来の「なでしこジャパン」を目指して各カテゴリーの公式戦に出場して経験を重ねています。

高知ユナイテッドSCアカデミーでは、高知県のサッカーレベルの向上に寄与し、トップリーグで活躍する選手を輩出するべくジュニアユースでの育成に取り組んでいます。練習や大会への参加を通して、夢と目標を育み、志をもって成長する選手になってもらいたいと指導しています。

また、高知県のサッカーレベルの向上のため、サッカースクールも実施。無料体験も行っていますので、サッカーや体を動かすことが好きな子どもたちはぜひ1度参加してみてください。 

各チーム、スクールへの参加方法につきましては公式ホームページをご覧ください。

HP/http://kochi-usc.jp

2023年3月現在、「高知ユナイテッドSC」は第25回日本フットボールリーグの真っ只中です。高知初となるJリーグ加盟クラブの誕生に向けて、熱い応援でチームと高知県のサッカーをさらに盛り上げていきましょう!

大会日程はこちら:「スポる!高知 観戦情報

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