スポる!高知プレゼンツ「プロ野球選手と野球体験」をレポート!
ぽかぽか陽気に恵まれた2023年3月12日の高知市球場。WBC・侍ジャパンの活躍で野球熱が盛り上がる中、「スポる!高知」主催の体験企画「プロ野球選手と一緒に野球体験!」が開催されました。四国アイランドリーグplusで活躍する監督や選手たちとのバッティング&ノック、キャッチボールや、試合「土佐のおきゃく2023公式イベント・プロアマ対抗戦/高知ファイティングドッグスvs四国銀行」の観戦など盛りだくさんの企画を体験いただきました。
目次
全国の当選者が高知に集合
2023年2月にこの「スポる!高知」で体験希望者を募集した本企画。高知県内外からお申し込みをいただき、参加者を抽選させていただいて当日を迎えました。
プロ野球独立リーグ・四国アイランドリーグplusに所属する「高知ファイティングドッグス」。昨年は四国アイランドリーグplusで13年ぶりに総合優勝を達成。かつて、藤川球児選手やマニー・ラミレス選手が所属し、元プロ野球選手の駒田徳広氏が監督を務めるなどして大きな話題となったチームでもあります。
地元高知はもちろん、全国にも熱心なファンがいる高知ファイティングドッグス。体験プレゼント企画に全国各地から多くの応募があったなか、見事当選した方から4組8名の方が参加してくださいました。
兵庫県から参加された松本さんは、お母さんが選手時代からの吉田豊彦監督のファン。高知へは阪神タイガース好きの息子さんを誘って来ました。
野球スクールに通う小学生の息子さんと大阪府から参加した峰重さんご一家は、藤川球児さんのファン。藤川さんが一時所属したチームということで興味がわき、応募されたそう。体験にはお父さんと息子さんが参加してくれました。
親子で野球経験者という稲井さんは徳島県から参加。徳島インディゴソックスvs高知ファイティングドッグスの試合を観戦したこともあり、試合観戦も楽しみにして来ました。
そして、地元・高知県から参加した草野球のチームメイト同士でもある江川さんと玉井さんは、お揃いのユニフォーム姿で気合十分。普段から高知ファイティングドッグスの試合観戦にも訪れるドッグスマニアです。
今回の体験プレゼント企画は、Aコース(バッティング&ノック体験)2組、Bコース(キャッチボール体験)2組に分かれて体験していただきました。
体験その1 監督とバッティング!
まずは、Aコースのバッティング体験から。挑戦するのは、峰重さん親子と玉井さん&江川さんペア。スタッフから本日の流れを説明され、グラウンドへ。みなさん入念に素振りをして準備します。バッティングピッチャーは、なんと吉田豊彦監督!
一番バッターの峰重さん(父)は、「うわぁ緊張する~!」と、少し硬い表情です。
「では、はじめます!」のかけ声とともに吉田監督が投球。1、2球目こそ空振りでしたが、3球目で「カキーン!」といい音を立ててミート!その後、5球目、6球目と調子よく当て、10球を打ち切りました。
続いて、息子さん。1球目からいきなり良い当たり!2球目もフルスイングでボールを飛ばします。「お、うまいねぇ!」と、スタッフやコーチから声をかけられて嬉しそう。小柄ながら、堂々としたバッティングを見せてくれました。
続く玉井さんは野球経験者、江川さんはサッカー経験者で、共に20年草野球チームでプレーしています。さすがはスポーツマンなお二人。本格的なフォームとパワー全開のスイングで、1球、2球と快音を響かせ、終始ナイスバッティング。「さすが!」「レベルが違うね」と、周囲を驚かせました。
体験その2 選手とキャッチボール&ノック!
次に、Bコースのキャッチボール体験がスタート。松本さん親子と稲井さん親子が挑戦です。キャッチボール相手は、チームのピッチャー陣である田村稜選手、中津秀太選手、加藤隆斗選手。
松本さん親子も、稲井さん親子も、間近で見る選手たちに「やっぱり体つきが全然違いますね!」と、テンションが上がります。稲井さん(息子さん)は中学まで野球少年だったそうですが、他の方は硬球を扱うのも初めて。
バッティング体験と同様に、キャッチボール体験も実際に試合が行われるグランドを使ってスタート。
松本さん親子は、当初、投げたボールが思わぬ方向に飛んだり、距離が伸びずに届かなかったりとかなり苦戦。しかし、親子で声をかけ合って何度も投げているうちに、徐々にコツをつかんでいきました。
一方の稲垣さん親子は、お父さんも草野球チームに所属していて、普段から野球に親しんでいます。親子ともに安定のコントロールでリズムよく続くキャッチボール。「初めてプロの球を受けて興奮しました!」「硬球の衝撃はずしっときますね」と、笑顔で楽しんでいました。
キャッチボール体験と同時に行われたノック体験では、玉井さん&江川さんコンビが実力を発揮。鳥井弘樹選手、サンフォラシィナ選手から次々に繰り出されるノックを、軽快な動きでキャッチし、すばやく投げます。「ナイスボール!」「いい動き!」と、プロに褒められてご満悦の表情。
嶺重さん親子もどんどん夢中になり最後は自ら声を出してプレーします。
あっというまに時が過ぎ、名残惜しくも体験時間の終了となりました。興奮冷めやらぬ中、選手と握手したり、サインをもらったりと交流もできました。イベント前は少し緊張の色も見えた参加者の皆さん。興奮と楽しさが伝わってくる素敵な笑顔になっていました。
最後に、高知ファイティングドッグスのメンバー全員と記念撮影をパシャリ。
プロアマ交流戦をスタンド観戦
体験を終えた参加者のみなさんは、お昼過ぎから始まった高知ファイティングドッグスvs四国銀行の試合をスタンドにて観戦。客席は春の陽気の中、お弁当やおつまみ、ドリンクを持ち寄って楽しむご家族やグループでにぎわう緩やかなムードでしたが、選手たちは先ほどとはうってかわってピリっとした表情でマウンドに立ちます。
この日の試合は、高知県の風物詩「土佐のおきゃく」のイベントの一つとして行われたこともあり、試合の合間にさまざまなパフォーマンスも行われました。試合を見守りつつパフォーマンスも楽しみ、会場は終始盛り上がっていました。
ストラックアウトチャレンジ
5回裏が終了したところで、もう一つの体験プレゼント企画「ストラックアウト」がスタート。9枚の的に向かって、1人1球ずつボールを投げ、見事的を射抜いた方は高知の特産品(四国銀行ジャストライクファミリーセット&明神水産藁焼き鰹たたきセット)がもらえます。さらに、的1枚につき場内で販売されているアルコールドリンクが50円引き(観客全員)になるというスペシャル企画。
グラウンド上で、しかも試合の合間に選手やお客さんの視線を浴びながらの挑戦とあって緊張が走る中、ストラックアウトの挑戦がスタート!
トップバッターは、小学6年生の峰重さん。最年少ながら果敢に狙いを定めて投げたボールは、勢いよく8番を打ち抜きました。さらに、続く峰重さん(お父さん)も、隣の7番のパネルを狙い通りに打ち抜き、球場から「お~!」と、歓声が上がります。しかしその後、勢いに続けず6名の方は惜しくも失敗。パネル2枚で終了となりましたが、アルコールドリンクが全て100円引きとなり会場内から拍手が起こります。
その後、6回からの試合を再び観戦し、盛りだくさんだったイベントが終了。
参加者のみなさんに感想をお伺いしました。
峰重さん親子
「こんなに本格的な体験だと思っていなかったので、すごくいい経験になりました。硬式のボールを打った時の爽快感がずっと残っています!」。
想像以上の体験ができたお父さんに続いて息子さんは、「普段、野球スクールでは軟式ボールを使っています。硬式のボールは振動がすごくて、ちょっと手が痛かったけど、楽しかったです。試合もまた見に来たい!」
玉井さん
「今日はいつも見る側のグラウンドで、選手とバッティングやノックを体験できて、忘れられない1日になりました。いやぁ~緊張しましたね。選手の気持ちがちょっと分かったような気がします」
江川さん
「僕自身も楽しかったし、参加者のみなさんも楽しそうで、幸せな気持ちになりました。野球人口が減っている中、こういう企画で野球の楽しさが伝わり、もっと盛り上がればいいなと思いました」
松本さん親子
「手が痛くなったけど楽しかったし、プロの選手に会えて嬉しかったです。サインボールは大切にします!」。息子さんに続きお母さんは、「いざ自分がやるとなると、こんなに難しいとは・・・。キャッチボールでは色々な所にボールを飛ばしてしまいましたが、さすがはプロ。どこへ投げても取ってくれました。今日はみなさんに本当に感謝です」
稲井さん親子
「初めてプロの球を受けて、すごい経験ができたなと思います。また野球をやりたい気持ちが湧いてきました」 と再び野球の情熱が湧いてきた様子の息子さん。選手からもまだまだ現役ですねと言われたお父さんは、「普段の草野球とはボールの感触も全然違い、強さ加減や距離感をつかむのが 難しかったですが、非常に楽しい時間が過ごせました。プレゼントの鰹のたたきが 届くのも楽しみ。今度は1泊2日でゆっくり試合観戦に来たいです」 。
みなさん高知での体験を楽しんでくれたようです。
最後に
親子や仲間同士で、たっぷり楽しんでいただけた今回のイベント。「スポる!高知」では、今後もスポーツを通じて高知の魅力を感じてもらえるような体験型イベントを考案中です。
体験プレゼント企画など最新情報は、当サイトやSNSをチェックしてみてください。いよいよ四国アイランドリーグplusが開幕。熱い戦いを応援しにぜひ球場へ!
高知ファイティングドッグスHP/ https://kochi-fd.com/