台湾人観光客14組に聞いた「高知旅行のリアル」空港インタビューから見えた高知の魅力
台湾と高知を結ぶ直行便が運航され、台湾から高知を訪れる観光客は年々増えています。
しかしながら、
「台湾の人は高知をどう感じているのか」
「なぜ高知を旅行先に選んだのか」
実際の声を聞く機会は多くありません。
そこで今回、台湾から高知を訪れた旅行者に、帰国直前の高知龍馬空港でインタビューを行いました。
四国周遊ツアーで訪れた団体客や、個人旅行で訪れた旅行者など、14組の台湾人旅行者に話を聞きました。
この記事では、台湾人旅行者のリアルな声をもとに
- 台湾人観光客の旅行傾向
- 高知旅行の印象
- 今後の観光のヒント
空港インタビュー14組から見えた、高知の魅力と可能性を紹介します。
目次
台湾人観光客の旅行傾向
“日本旅行はリピーターが中心”
まず特徴的だったのが、「日本旅行の回数」です。
今回インタビューした旅行者の回答では
- 初めて 1組
- 5回未満 3組
- 6〜10回 5組
- 10回以上 5組
となるなど、約9割以上が日本旅行経験者でした。
一方で、高知については、リピートは4組のみで、約7割以上が初訪問でした。
東京・大阪・京都・北海道・沖縄などをすでに訪れている旅行者が多く、最近では日本の「地方都市」を訪れる旅行者も増えているようです。
“高知は「初めて訪れる場所」”

つまり台湾人旅行者にとって高知は、これまで訪れる機会が少なかった地域と言えそうです。
しかし実際に訪れた後の印象は非常に良く、
「自然がきれい」
「人が優しい」
「リラックスできる」
といった声が多く聞かれました。
高知を訪れたきっかけ
高知を訪れた理由として、最も多かったのは四国周遊ツアーでした。
ツアー旅行では
- 高知城
- 大歩危・小歩危峡
- 金刀比羅宮
- 道後温泉
など高知を拠点に、四国の観光地を巡る行程に参加されている方が多くいらっしゃいました。
一方、個人旅行では
- 高知行きの航空券が安かった
- 日本の有名な観光地は訪れたので
- 日本の都会は人が多すぎる
といった理由もありました。都市観光とは違う、日本の地方を体験したいという旅行者も少なくないようです。
また、割合としては、ツアー利用の方が8組26名、個人旅行の方が6組16名でした。
台湾人旅行者の移動手段
旅行スタイルによって移動手段にも違いが見られました。
ツアー旅行の場合
- 貸切バス
個人旅行の場合
- JRフリーパス
- 路面電車
- My遊バス
- タクシー
などが利用されていました。
また、「レンタカーで回りたいが、外国で運転するのは不安」という声もありました。
交通手段については、個人旅行の方が現地の交通手段を使いこなしている様子が見受けられました。今後の観光施策のヒントになるかもしれません。
台湾人が好きなスポーツ
「スポる!高知」はスポーツツーリズムのポータルサイトということもあり、台湾の旅行者が普段どのようなスポーツを楽しんでいるのかについても聞いてみました。
回答では、多い順に、登山、ウォーキング、ランニング、野球、バドミントン、ヨガなど、さまざまなスポーツが挙がりました。
なかでも印象的だったのが、登山やウォーキングといった自然の中で楽しむアクティビティが多いことです。
山や海、川に囲まれた高知の自然環境は、こうしたアウトドアスポーツとの相性も抜群。
台湾の旅行者にとっても、高知はスポーツと自然を同時に楽しめる旅先として大きな可能性を秘めているのかもしれません。
印象に残った台湾人旅行者の声
今回のインタビューでは、さまざまな印象的なコメントも聞くことができました。
誕生日旅行で高知へ
ある女性旅行者は、「自分への37歳の誕生日プレゼントとして、初めて高知に来ました。」と話してくれました。
さらに、「高知で宝くじを買いました。当たったらまた来ようと思って。」
残念ながら宝くじは外れてしまったそうですが、「また高知に来たい」と笑顔で話していました。
台湾人にも人気の高知のフルーツ
日本のフルーツの美味しさに触れる声もありました。
「スーパーで買ったフルーツがとても美味しかった」
「白いいちごが買えた」
「いちご狩りができた」
というコメントもあり、日本の果物の品質の高さは台湾の旅行者にも強く印象に残るようです。
台湾では日本産の果物は高級品として扱われることも多く、旅行先で味わう日本のフルーツは、観光体験の一つとして記憶に残る存在となっているようです。
温暖な気候に恵まれた高知県は農産物も豊富で、フルーツをはじめとした食の魅力も台湾の旅行者にとって旅の楽しみの一つになりそうです。
その他の印象的なコメント
「高知はリラックスできる街。老後を過ごすのにいいと思います。」
「人が純粋で優しい。」
「街がコンパクトで、観光名所が集まっているのが良い。」
「観光サービスが良い。」
「自然が豊かで、人が少なくて過ごしやすい。」
こうした声からも、都会の観光地とは違う、高知の穏やかな空気や人の温かさが、旅先として選ばれる魅力になっていることが伝わってきます。
また、
「高知はバイクが多くて台湾と似ています。」
「土佐のおきゃくのようなイベントを、台北で開催する予定で下見に来ました。」
というコメントもありました。
こうした共通点や文化への関心が、高知と台湾の距離をぐっと近づけているのかもしれません。
ネガティブな意見としては、
「空港のチェックインカウンターがプレハブなところは初めて。」
「高知城が思っていたより小さい。」
などがありました。
台湾人が感じた高知の魅力
今回のインタビューから見えてきた高知の魅力は、大きく3つありました。
自然と歴史が感じられる街
四万十川や山々の景色など、高知の自然の美しさを評価する声も多く聞かれました。
また、高知城や山内神社などの歴史ある場所も印象に残ったという声があり、自然と歴史が身近に感じられる街として高知の魅力が伝わっているようです。
人の優しさ
「高知の人は優しい」というコメントも多く、地域の人との触れ合いも印象に残っているようです。
静かでリラックスできる環境
東京や大阪、沖縄と比べて
- 人が少ない
- 落ち着いている
- ゆっくり過ごせる
という点も魅力として挙げられていました。
インタビューを行った14組中10組の方が、高知の自然や人、それらを含めた環境の良さを魅力として挙げており、高知の地域性が旅行者に強く印象づけられていることがうかがえました。
台湾人にとっての高知
台湾人旅行者にとって高知は、まだ広く知られている場所ではないものの、決して遠い存在ではないことが分かってきました。
訪れるきっかけは身近なところにたくさんあり、気候や文化も近く、明るくチャーミングな台湾の人々と、おもてなし好きの高知県民との相性も良さそうです。
一度訪れてみると「また来たい」と思ってもらえる理由が、この街にはたくさんあるような気がしました。
台湾と高知を結ぶ直行便という強みを活かしながら、今後さらに台湾からの観光客が増えていくことが期待されます。
写真ギャラリー
記事の最後では、今回インタビューに協力してくれた台湾人旅行者の写真を紹介します。
高知での旅を終え、帰国前の空港で見せてくれた笑顔からは、高知での旅の満足感が伝わってきます。








