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初めてのトレッキング、山と空をつなぐ場所「山荘しらさ」へ。
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初めてのトレッキング、山と空をつなぐ場所「山荘しらさ」へ。

マウンテンスポーツ

石鎚山脈に属する「瓶ヶ森(かめがもり)」は、四国5位・西日本7位の標高を誇る高峰でありながら、登山口から1時間程度で登頂できる登山初心者にもおすすめのスポットです。今回トレッキング初体験の2人が挑戦。山頂からの絶景を堪能した後、登山口からほど近い場所にある「山荘しらさ」へ。ご褒美ランチとスイーツをいただきます。2日目は、景色を楽しみながらゆっくりと癒やされる温泉をご紹介します。

DAY1

トレッキングやテント泊登山のデビューにぴったりな「瓶ヶ森」

山頂から緑溢れる山々が織りなす絶景を360度楽しめる標高1,897mの「瓶ヶ森」は、日本三百名山と四国百名山の一つに数えられる高峰です。約1,670m地点に登山口と駐車場があり、山頂までの大半は比較的なだらかな道が続いているため、トレッキングデビューにもぴったり。四季折々の景色を楽しめるのはもちろん、時には野ウサギやリス、シカなどの野生動物と出会えるのも魅力のひとつです。

「瓶ヶ森」には標高1,830mの男山と、山頂である女山の2つのピークがあり、登山口から男山を経由して女山へと向かう反時計回りのコースと、女山へと登り男山を経由して下山する時計回りのコースがあります。また、キャンプ場やトイレなどが設置されている場所があるので、初めてのテント泊登山にもおすすめです。

初めてのトレッキング

高知市内を7時半に出発し、いの町へ。高知県と愛媛県とを繋ぐ寒風山トンネルの手前から、尾根沿いを走る全長27kmの絶景ロード、通称「UFOライン(瓶ヶ森林道)」を経由し、瓶ヶ森登山口駐車場へ10時に到着。

今回初めてトレッキングを体験するお2人ですが、予習はばっちり。紫外線や障害物から頭部を守る帽子、天候の変化に柔軟に対応できるウィンドブレーカー、飲み物やタオルなどを入れるためのリュック、歩きやすい運動靴を装備。スマホは両手がふさがらず、落下も防止できるスマホショルダーに入れて準備万端です。登山口にはトイレもあるので、済ませておきましょう。

登山口にある案内図で道順を確認し、10時半に出発。 100mほど登った場所にある分岐から、時計回りのコースか反時計回りのコースを選べます。今回は、男山から山頂の女山へと向かう反時計回りのコースを選択。

周りの景色や足元に咲く高山植物などを楽しみながら、なだらかな登山道を歩きます。
トレッキングを行ったのは10月末。平野部では半袖の日もある高知県ですが、山頂では既に雪が振り始める時期。途中で雪だるまを発見し、2人とも大はしゃぎです。

男山山頂までの登山道には、ロープを使って登る場所など、ちょっとしたアクティビティ要素も! 1人ずつ慎重に登ったら、周囲の頂きが見渡せさらなる絶景が広がります。分岐地点から580mほど歩き、11時に男山山頂に到着。ゴツゴツとした岩肌が男らしい印象です。

山頂に祀られている石土古権現に手を合わせて、ひと休みしたら、女山山頂を目指します。

男山から女山までは笹原に囲まれた緩やかな道が続き、ハイキング気分で歩く2人。そこまで息が切れることもなく、11時半に女山の山頂に到着しました。

残念ながら、今回はあいにくのお天気だったため、遠くの景色を見ることができませんでしたが、霧に包まれた幻想的な世界を体感。天候によって変わる風景を楽しむのもトレッキングの醍醐味です。

晴れた日には、四国の中央部を東西に貫く四国山地や、西日本最高峰といわれる石鎚山、太平洋や瀬戸内海など、四国の美しい自然が広がる360度の大パノラマを堪能することができます。

登頂後は準備しておいたカフェオレをいただきます。達成感と山頂の澄んだ空気に包まれ、美味しさ倍増です。景色を眺めたり2人で思い出の写真を撮ったり、思い思いのひとときを過ごし、12時に下山開始。

女山から笹原が一面に広がる氷見二千石原(ひみにせんごくはら)を経由して、12時半に登山口に到着。楽しみにしていた、ご褒美ランチとスイーツを味わいに行きます。

山の中に佇む「山荘しらさ」でランチタイム

「瓶ヶ森」の登山口駐車場から車で10分ほどの場所にある「山荘しらさ」に到着。こちらは、人気のアウトドアブランド「 LOGOS」 とコラボし、2021年4月にリニューアルしたカフェを併設する宿泊施設です。

施設ではレインウェアやトレッキングシューズのレンタルをしているほか、受付に申請することで利用できる浴室を完備しており、トレッキングやテント泊の方に重宝されています。

薪ストーブを備えた開放的な空間の随所に「LOGOS」アイテムを配したインテリアのカフェでランチをいただきます。

2人が選んだのは、ゴロッと入った鶏肉や色とりどりの野菜の旨味がギュッと詰まった人気の「チキンと野菜のスープカレー」。スパイシーな香りとコクのある美味しさに2人とも大満足で、ペコペコだったお腹を満たします。

ランチメニューには他に、前述した絶景ロード「UFOライン」にちなんで名付けられた、肉みそ&温玉乗せご飯の「UFOライス」や「高知県産 美鮮豚のボロネーゼ」などもあります。

食後のデザートに、香ばしさと濃厚な味わいがクセになる「お山のチーズケーキ」をいただきました。ソフトクリームやドリンクなどもあるので、ゆっくりカフェタイムも楽しめます。

宿泊施設としてもおすすめです。「 LOGOS PREMIUM」のチェアやテーブルで統一された全6棟のロッジにはミニキッチンやお風呂、トイレが完備されており、マイペースな時間を過ごすことができます。

お一人様からでも利用可能で、事前に予約をすれば燻製器やBBQ道具、食材なども用意してもらえます。

宿泊の際の夕食や朝食は事前に申し込みが必要なので、ご要望の方はお忘れなく。

標高1,400mにあるロッジは空が近いのも魅力の一つ。夜は窓の外一面に広がる星空が眺められ、朝は石鎚山が朝日に照らされて真っ赤に染まる「モルゲンロート」という現象も見ることができます。 「山荘しらさ」から徒歩10分ほどの場所にある伊吹山に登れば、愛媛県西条市の街並みや夜景も楽しめるそうです。

DAY2

北の玄関。高知最北の道の駅に立ち寄って。

2日目は、引き続き景色を楽しみながらゆったりできる場所へ。

山荘しらさから車で約1時間。高知県で最も北に位置する道の駅「木の香」内にあるレストランでランチをいただきます。

レストラン、温泉、宿泊施設、お土産屋が揃った山岳観光の拠点。こちらのレストランのおすすめは森が育んだ清流の恵みを味わえる「あまごの塩焼き定食」。

美しい朱点をまとい渓流の女王とも呼ばれるあめご。パリッと香ばしく焼けた表皮とふんわり柔らかな身のほのかに甘い旨味とのコントラストが絶妙な、ここでしか味わえない逸品をぜひ味わってください。

旅の最後 、川のせせらぎとともに楽しむ良質な温泉

道の駅同様に高知県で最も北に位置する温泉「木の香温泉」。

道の駅敷地内に併設される「木の香温泉」は、露天風呂やサウナ、水風呂も備えた本格温泉。含鉄ナトリウム塩化の良質な温泉、筋肉痛や関節痛、疲労回復などに効能があり、トレッキング旅の疲れを癒やしてくれます。

吉野川源流のせせらぎを聞きながらゆったりと浸かる露天風呂で、体も心も整えて、この旅は終了。

いかがでしたでしょうか。みなさんも、緑溢れる「瓶ヶ森」でのトレッキングと、「山荘しらさ」での星空、清流の恵みと露天風呂に心満たされる1泊2日の旅をぜひご体感ください。

施設紹介

山荘しらさ

住所/高知県吾川郡いの町寺川175
TEL/090-2235-1400
定休日/水曜、冬季(11月下旬〜4月上旬)
駐車場/有り
HP/https://sansoshirasa.com

道の駅 木の香

住所/高知県吾川郡いの町桑瀬225−16
TEL/088-869-2300
営業時間/レストラン 11:00〜16:30(オーダーストップ)
温泉 11:00〜20:00(受付終了)
定休日/火曜日
駐車場/有り
HP/https://konokaonsen.com/