身近で会える！地元企業で働きながらJリーガーを目指す、高知ユナイテッドSCの選手たち Part 1

「高知からJへ」を合言葉に、日本フットボールリーグ（JFL）で躍進を続ける高知ユナイテッドスポーツクラブ（SC）。選手たちは、高知県のさまざまな企業で働きながら高知初のJチーム誕生という夢を追いかけています。その中から今回は、接客業に携わる、会いにいける選手3名を紹介します。

チーム紹介＆2024年度シーズン戦績

高知ユナイテッドSCは、高知県をホームタウンとする、日本フットボールリーグ（JFL）所属のチームです。チームの概要や吉本岳史監督へのインタビューは、こちらのページでも紹介しています。ぜひご覧ください。

高知県初のJリーグ入りを目指して。「高知ユナイテッドSC」

※2023年3月時点の情報です。

高知ユナイテッドSCは、JFL所属後、年々順位を上げ、2023年度は過去最高の7位に。そして2024年度シーズンに入っても、その躍進は止まりません。なんと開幕7連勝を記録し、現在（6月28日時点）は11勝2敗。勝ち点を33とし、2位と大差をつけて首位を独走しています。また得失点は＋17と、こちらも他のチームを圧倒。

J3昇格にはみんなの応援が不可欠

高知ユナイテッドSCの合言葉は、「高知からJへ」。高知県初となるJリーグチーム誕生を目標に掲げており、選手たちも夢のJリーガーを目指し練習に励んでいます。そしてその夢が、現実になりつつあるのです！

しかし、来季、高知ユナイテッドSCがJFLからJ3に参入するには、さまざまな条件を満たす必要があります。その中で主となるのが以下の2つです。

その1、今季のJFLのリーグ戦最終順位が2位以内であること。

その2、今季のJFLのリーグ戦におけるホームゲームの1試合平均入場者数が2,000人に到達し、年間入場料収入が1,000万円に到達していること。

残り試合であと21,598人。

つまり、私たちサポーターが春野総合運動公園に応援に行く必要があるんです。そこで、ピッチ上ではない選手のことももっと知ってもらって、たくさんの方に選手のファンになっていただきたいです。

サッカーと仕事を両立する選手たち

高知県で接客業に携わりながらJリーガーを目指す、会いにいける選手たちの紹介です。

新谷 聖基（しんたに まさき）選手

最初は、FWの新谷 聖基（しんたに まさき）選手。1998年6月12日生まれの26歳、京都府出身です。人生初という茶髪がトレードマーク！（奥様が染めてくれたそうですよ）。

ーチームは今シーズン絶好調ですね！

「セットプレーやカウンターからチャンスを作り、フォワードがしっかり得点できています。またディフェンスが安定していて失点が少ないことも大きい。相手の守備を崩す展開も、今シーズンのチームの魅力だと思います。ぜひ会場で観ていただきたいですね」。

ー若い選手に向けて意識していることはありますか。

「自分はキャプテンではないけれど、試合中プレーで頑張っている姿を見せたり、積極的に声を出していったり、そのあたりは意識しているかもしれません」。

ーみんなを引っ張る、男気のある新谷さん。彼が練習後働いているのが、（株）フタガミのホームセンター ブリコ桟橋店です。

「店では“常に明るく”を心がけています。4年目なので仕事の幅も広がりました。個人的には高知に来てからキャンプをするようになったので、キャンプグッズを品出しする時はつい興味を持って見てしまいます！店の従業員もみんな応援してくれますよ。すごく励みになります。皆さんも、店に買い物にいらした際はぜひ僕に声をかけてください」。

ー最後に、モットーや大切にしている思いがあれば教えてください。

「“日々感謝”です。高知に来て1年目はケガで試合に出られませんでしたが、妻や職場のみんなが支えてくれました。今こうしてサッカーができていることにも、そして何事にも感謝の思いを持ち、J3を目指して頑張っていきたいです」。

続いては、今シーズンから高知ユナイテッドSCに加入した2人の若手選手です。

加藤 成悟（かとう せいご）選手

まずは、DFの加藤 成悟（かとう せいご）選手。2002年1月21日生まれの22歳、東京都出身です。

ー初めての高知とのことですが、暮らしはいかがですか。

「とても住みやすいです。寮では志穂美さん（高知ユナイテッドSCの社長であり寮母です！）がおいしい食事を作ってくれて、第2の母という感じで。ご飯があるって、ありがたいです」。

ーチームの雰囲気はどうですか。

「みんな仲が良くて、でも練習中や試合中には先輩がしっかり厳しいことを言ってくれます。高め合うことができ、すごく良いチームだと思います」。

加藤選手が働いているのが、複合施設「とさのさと アグリコレット」内にある（株）四万十ドラマが経営するスイーツ店「SHIMANTO ZIGURI（しまんとじぐり）」。

ー接客やスイーツ作りは初めてだったそうですね。

「スイーツを自分が作ると聞いた時は驚きました。他にレジ、商品販売、トッピング素材の仕込みなどもしていますが、今では楽しんで取り組んでいます」。

ー店の従業員さんは「加藤君は飲み込みが早くて、何でもできて驚きました。息子のような年齢ですし、サッカーも仕事も応援しています」と話します。

「サッカーの練習を優先して良いからね、と優しい言葉をかけてくれて、すごくありがたいです。応援してもらって、“頑張らないと！”と思います。お店に来るお客さんは、僕が高知ユナイテッドSCの選手であることを知らない人がほとんどだと思います。ぜひお店に来て声をかけてください！」。

ー読書が好きで、最近は自己啓発本にハマっているという加藤選手。そんな真面目な加藤選手の今後の目標は。

「チームとしてはもちろんJ参入です。個人としては今季まだベンチに入れていないので、試合に出てチームの勝利に貢献したいです」。

なお「SHIMANTO ZIGURI」の名物は、ブランド栗・しまんと地栗を主役にした贅沢なモンブラン。ほかに「くりオレ」や紅茶などもテイクアウトできます。ぜひスイーツを買いに、そして加藤選手に応援メッセージを届けに、お店に行ってみてください！

岩瀬 蒼生（いわせ あおい）選手

最後は、DFの岩瀬 蒼生（いわせ あおい）選手。2001年11月25日生まれの22歳、大阪府出身です。

ー高知の印象はいかがですか。

「人がすごく温かいですね。チームは上下関係があまりなくて、みんな仲が良いです。また、整備された天然芝のグラウンドで練習できて、環境にも恵まれていると感じます」。

ー新谷選手は岩瀬選手を「いい意味で生意気！（笑）」と評していましたよ。ご本人はいかがですか？

「先輩たちがみんな優しいんです。何というか、おどおどせずにいられるチームなんですよ。動じないところは自分の性格かもしれません」。

ー1年目ながら落ち着いた印象の岩瀬選手。彼が働くのは、（株）フタガミのホームセンター、ハマート薊野店。

「品出しをしていますが、商品が多過ぎて入れ替わりもあり、場所をなかなか覚えきれません。でも分からないことは分からないって素直に聞くようにしています。お客さんに何か聞かれて困った時も、スタッフさんにヘルプを求めます。周りに助けられています」。

ー店のスタッフさんからはどんな声をかけられますか。

「みんな応援してくれていますし、毎試合ホームゲームに足を運んでくれる職場の先輩もいます。仕事もサッカーも、楽しんで取り組みたいと思っています」。

ー最後に目標を聞かせてください。

「もちろんJ参入です。チームで上に行くことが一番です！頑張ります」。

今後のホーム戦のお知らせ【次戦6月30日（日）】

最後に、今後のホーム戦の試合日程をお知らせします。
6月30日（日）、JFL第14節 ブリオベッカ浦安戦。高知県立春野総合運動公園 球技場で14時キックオフ。
声援は選手たちの力になるはず！みんなで春野に出かけ、高知ユナイテッドSCを応援しましょう！

8月以降のホーム戦は以下の通り。

8月31日（土）
JFL第18節 ヴェルスパ大分戦
高知県立春野総合運動公園 陸上競技場
18時キックオフ

9月15日（日）
JFL第20節  FCティアモ枚方戦
高知県立春野総合運動公園 陸上競技場
15時キックオフ

10月6日（日）
JFL第20節  栃木シティ戦
スポーツパークさかわ
13時キックオフ

10月20日（日）
JFL第25節  沖縄SV戦
高知県立春野総合運動公園 陸上競技場
13時キックオフ

11月10日（日）
JFL第28節  ソニー仙台FC戦
高知県立春野総合運動公園 陸上競技場
13時キックオフ

11月24日（日）
JFL第30節  クリアソン新宿戦
高知県立春野総合運動公園 陸上競技場
13時キックオフ

試合会場で選手たちに熱いエールを！また、今回ご紹介した選手たちにも、買い物をした際は直接、応援の声を届けてみてください。

今回の記事に続く第2弾「身近で会える！地元企業で働きながらJリーガーを目指す、高知ユナイテッドSCの選手たち Part 2」は近々公開予定！お楽しみに。

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