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杉谷拳士が見る!韓国プロ野球2軍キャンプ in 高知

杉谷拳士が見る!韓国プロ野球2軍キャンプ in 高知

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高知では2026年3月3日まで、韓国プロ野球「ハンファイーグルス(2軍)」と「KIAタイガース(2軍)」が、春季キャンプを行っています。
キャンプは、頑張る選手たち・将来活躍が期待される選手たちを間近で見られる貴重なチャンス。ぜひこの機会に、韓国プロ野球に親しんでみてください!

人気上昇中の韓国プロ野球(KBO)とは

韓国のプロ野球(KBO)は、1982年に発足。1リーグ10球団で構成され、年間144試合のペナントレースを展開しています。

このKBOが今、韓国国内で大人気。観客動員数が年々増加し、2025年は過去最高を記録。大きな盛り上がりを見せています。

韓国野球の特徴は、パワフルな投打。

メジャーリーグで活躍する選手を輩出しているほか、韓国代表の過去の国際大会を振り返ると、2008年の北京オリンピックで金メダル、2009年のWBC第2回では準優勝と、その力を発揮しています。

ただ近年は、国際大会で結果を残せていないのが現状。

そこで、野球大国・日本やアメリカに追いつこうと、海外でキャンプを実施したり、実績のある日本人コーチを招聘したりと、各チームがレベル向上にしのぎを削っています。

高知で例年、春季キャンプを実施する「ハンファイーグルス(2026年で10回目)」と、「KIAタイガース(同3回目)」もそうした球団。

では、高知がキャンプ地に選ばれている理由はなんでしょう。

1、韓国に比べて温暖

冬の韓国はとにかく寒い!比較的温暖な高知は、シーズン前に身体を作り、開幕に備える春季キャンプに最適な場所です。

2、整えられた練習環境

高知県には、日本トーター野球場(高知市)、春野総合運動公園 野球場(高知市)、INOUE・東部スポーツパーク野球場(高知市)、安芸市営球場(安芸市)と、プロ球団がキャンプを実施できる球場が4つあります。

しっかり整備された球場で、質の高い練習を行うことが可能です。

3、食事・生活面も安心

韓国選手たちは皆、日本食が大好き!高知でおいしいものをたくさん食べて、身体を作ることができる。また、サービスの行き届いた宿泊施設で身体を休められる。そうした食事・生活面も、高知がキャンプ地に選ばれる理由です。

4、日本チームとの練習試合

キャンプ期間中は四国アイランドリーグplusのチームや社会人チームと練習試合を行い、実戦を通してレベルの高い繊細な日本の野球を学んでいます。われらが「高知ファイティングドッグス」との対戦も予定。ぜひ皆さんも観戦を!
決定次第、こちらでご案内します。
https://sporu-kochi.com/support/

元プロ野球選手・杉谷拳士が取材!ハンファイーグルス

今回は、杉谷拳士さんがハンファイーグルス(2軍)の春季キャンプを取材。

訪れたのは、高知市にある日本トーター野球場です。

・キャンプ開催期間
2026年2月2日(月)~3月3日(火)

・開催場所
日本トーター野球場(高知県高知市大原町158)

・見学
一般見学可/無料

ハンファイーグルスは、韓国中部・大田広域市をホームタウンとする球団。

2025年はレギュラーシーズン2位、ポストシリーズ準優勝と好成績を残しました。

また2軍リーグでは4連覇を果たしており、さらなるチーム力強化を目標に掲げています。

「韓国プロ野球のキャンプを見るのは初めて。なかなか見る機会がないので、近くで見れてうれしいです」と杉谷さん。

まずは、高知県観光コンベンション協会の坂本龍馬スポーツ部長にインタビュー。

杉谷さん「毎年、韓国のチームが高知に来ているんですね。」

坂本部長「暖かいところでキャンプがしたい、日本の野球を学びたいと、毎年来てくれています。」

杉谷さん「食べ物については、選手の皆さんどうなんですか?」

坂本部長「気に入ってくれているようです。」

杉谷さん「キャンプの食事はすごく大事ですからね!」

坂本部長「アメリカより日本のキャンプの方が、食事面で人気だと聞きました。また食事だけでなく、オフの日は、日本の文化にも触れているそうです。」

杉谷さん「日韓の文化交流も生まれているんですね!」

杉谷さん「日本のファンに、韓国野球のキャンプを見に来てほしいという思いはありますか?」

坂本部長「もちろんです!日本と違い、韓国ではファンがキャンプを見に行く習慣がないそうですし。」

杉谷さん「そうなんですか…。練習終わりに選手からサインをもらったり、間近でブルペンでの選手の表情や練習の音を感じられたり、選手とファンとの距離が近いのがキャンプの楽しみなので、ぜひ来ていただきたいですね。それにキャンプに通うと、選手が覚えてくれます。まだファンがそれほど多くない韓国のチームなら、なおさらですね!」

続いて杉谷さんは、2階の内野席に上がり、チーム全体を見学。

「日本と違って、比較的練習のテンポがゆったりしていますね。こうした日本との違いを見つけるのも、楽しいんじゃないかな。」

遠投する育成投手を眺める杉谷さん。

「あの選手、すごく体のバランス、佇まいがいいね。この先活躍しそうな “原石” を見つけるのも、2軍キャンプならではだと思う。あ、ピッチング練習が始まった、近くで見よう!」

杉谷さん、元プロ野球選手ならではの鋭い目つきで、入団2年目の投手を観察。

「お尻まわりとか胸板とか完成されているね。これからが楽しみな選手だなぁ。」

初めて見た韓国プロ野球チームのキャンプについて、改めて感想を伺いました。

「高知の野球場に韓国語が飛び交っていて、感動しました! 国が違っても野球一つでつながっている。それを実感できたのが、何よりうれしかったです。」

つながりという点では、今日、杉谷さんが新人の頃にお世話になったという、キム・ギデコーチと、偶然の再会を果たされていましたね!

「まさかここで会えるとは思っていなくて、うれしかったなぁ。野球があるから、こうして人と人との出会い、つながりがあるんですよね。」

選手たちの印象はいかがでしたか。

「ピッチャーは身体が分厚かったし、ほかにも楽しみな選手がいました。ぜひ皆さんも高知で韓国プロ野球チームのキャンプを観戦して、違う文化に触れてみてください。ここで出会った選手が、1年後、2年後に羽ばたいた時、“あの時応援した選手だ!” って、きっと喜びを感じられますよ!」

最後に、チームのさらなる飛躍を目指すイ・デジン2軍監督の声もお届けします。

「今年も高知でキャンプできて、大変うれしく思います。ここ高知は暖かく、また立地的にも韓国から近い。このような良い環境はなかなかありません。守備など今足りない部分を高知で補強し、1軍に上がって活躍する選手を育成したいです。」

スポる高知取材班が取材!KIAタイガース

続いては、スポる取材班が高知市にあるINOUE・東部スポーツパークを訪問。

こちらでは、KIAタイガース2軍の春季キャンプが行われています。

・キャンプ開催期間
2026年2月5日(木)~3月3日(火)

・開催場所
INOUE・東部スポーツパーク(高知市五台山1736番地1)

・見学
一般見学可(無料)

KIAタイガースは、韓国南西部・光州広域市をホームタウンとする球団。

2024年には7年ぶりとなるレギュラーシーズン優勝、12回目のポストシーズン優勝を果たした、KBO屈指の名門チームです。

キャンプ初日に行われたセレモニーでは、ジン・ガビョン2軍監督が挨拶に立ちました。

「毎年、素晴らしい環境、細やかな配慮のもとで安全かつ有意義なキャンプができ、戦力強化につながっています。心より感謝申し上げます。今年も高知でのキャンプを通じて、さらに成長できるよう全力を尽くします!」。

円陣を組んで、気合いを入れる選手たち。チームには高揚感があふれています。

早速、野球場では選手たちがウォーミングアップを開始。

大きな掛け声を上げながら、はつらつと汗を流します。

球場には軽快な韓国ミュージックも流れています。日本チームとは違った、韓国チームならではの雰囲気を高知で体感!

球場のすぐ横にある多目的グラウンドでは、ピッチャーたちがトレーニングをしています。

こちらも緊張感がありつつ、明るいムード。

KIAタイガースでは2026年シーズンから、広島カープなどで活躍した髙橋建さんが、2軍投手コーチに就任しています。

阪神タイガースや広島カープでコーチを歴任した髙橋さんに、話を伺いました。

日韓の野球に違いはありますか?

「ほとんどありませんよ。韓国では、WBCで日本が優勝したり、メジャーリーグで日本人選手が活躍したりと、日本人選手のレベルの高さ、層の厚さがクローズアップされています。レベルの高い日本の野球を取り入れようと、日本人コーチを招くチームも増えていますね。」

1軍監督は、日本とのつながりがある方なんですね。

「KIAタイガースのイ・ボムホ監督は、ソフトバンクホークスでもプレーされた方。日本の野球をよく知っていて、日本の良いものを吸収したいと話していますね。」

投手コーチを打診された時はいかがでしたか?

「韓国とは全く縁がなかったので、最初はびっくりしました。またユニフォームを着るチャンスを与えてもらえた、これまでの経験を活かそうと、引き受けることにしました」。

韓国での生活は大変ですね。

「そうですね。他国で働くのは大変です。それは現役時代にアメリカでプレーした経験からも理解しています。でもアメリカでの経験は、終わってから自分の財産になったんです。KIAタイガースには参加したばかりで、今はとにかく頑張ろうと思っていますが、数年後にはこの経験が自分の財産になっていると思います。」

2軍の選手たちの印象をお聞かせください。

「日本人の若い子と変わりませんね(笑)。話せば分かる選手ばかりです。」

育成にあたっての目標は。

「韓国人選手はパワーがそこそこあるし、体力もある。でも指先のコントロールなど、細かいところは日本人選手のほうがレベルが高いと感じます。選手たちのレベルアップを手助けしたいです。」

高知でのキャンプを見学したいというファンに向けて、メッセージをお願いします。

「”アニョハセヨ”と声をかけたら、選手たちは笑顔で返してくれますよ!今はK-POPとか韓国ドラマとか、韓国に興味のある人が多いでしょう。ぜひ野球にも興味を持って、見学に来てほしいですね。」

高知でのキャンプにはどのような選手が参加していますか?

「ルーキーもいるし、2年目もいるし、38歳のベテランも参加しています。ぜひ応援してください。」

最後にファンにメッセージをどうぞ。 「2軍キャンプには、これから先、確実に強くなる選手が参加しています。高知キャンプで選手のファンになって、そのあとは韓国に観戦に来て、活躍を見てくれたらうれしいです。韓国は日本から飛行機ですぐ。来てくださったら、ぜひ私にも声をかけてください!」

キャンプ地ガイド

シーズン開幕に向け、若手・ベテランが一丸となって練習に励む、ハンファイーグルス(2軍)と、KIAタイガース(2軍)の春季キャンプin高知。

ぜひ高知の球場に足を運び、未来に輝く原石を見つけてください。

そして野球を通し、日韓の異文化交流を楽しんでください。

キャンプ地情報

ハンファイーグルス(2軍)

・開催期間
2026年2月2日(月)~3月3日(火)

・休養日
2月6日(金)、11日(水)、16日(月)、21日(土)、26日(木)

・キャンプ地
日本トーター野球場(高知県高知市大原町158)

・見学
一般見学可(無料)

・アクセス
高知ICより車で約20分

練習試合のスケジュールはこちらから確認を。

KIAタイガース(2軍)

・開催期間
2026年2月5日(木)~3月3日(火)

・休養日
2月9日(月)・14日(土)・19日(木)・24日(火)・28日(土)午後

・キャンプ地
INOUE・東部スポーツパーク(高知市五台山1736番地1)

・見学
一般見学可(無料)

・アクセス
高知ICより車で約15分

練習試合のスケジュールはこちらから確認を。